心のアート 日本の政治家 坂口真一郎 (一般社団法人アートスペースからふる) 画材:アクリル絵の具/サイズ:F30号キャンバス(727mm×910mm)  2022(令和4)年制作。「第66回鳥取県美術展覧会」(2022年)入選作品。  彼のオリジナルキャラクターである“スーツの人”は、ふだんは色鉛筆で描いているが、これはキャンバスにアクリル絵の具で描き、どっしりとした作品に仕上げている。また、いつもより多くの色を使い、顔やスーツに表情を持たせている。 (文:一般社団法人アートスペースからふる 妹尾(せのお)恵依子(えいこ)) 坂口真一郎(さかぐち・しんいちろう)  1982(昭和57)年、鳥取県生まれ。自閉症スペクトラムがある。  おもにアクリル絵の具を使って、一度見ると忘れられないような印象の強い作品を数多く手がけている。初めて見る写真や絵画などを、一瞬にして自分の世界観で表現することができる。また缶のラベルなどを詳細に記憶しており、紙に焼きつけるかのように描く姿に驚嘆する。彼独特の色使いも魅力的だ。