1040thDTPDESKTOP PUBLISHING技能競技DTP 全国アビリンピックは選手として初出場しました。2019年の第39回の全国アビリンピック に同行し、DTPの競技を拝見させていただいたのがきっかけでした。所属している会社 「株式会社JR西日本あいウィル」でDTPの業務をしておりましたので、興味を持ち、自分の技術のレベルを把握したいと思い志願し、ありがたいことに推薦で全国出場をさせていただきました。 印刷物というのはほとんどのものに伝えたいものがあると思っています。「見た人にこう思って(考えて)もらいたい」という気持ちをDTPオペレーターはよく理解し、わかりやすく表現するのが仕事だと思います。結果、コピーやレイアウト、画像やイラスト等が生かされていくのでは ないでしょうか。 課題については、とにかく楽しみました。ただ意識したことは課題のルールや提出形式、仕上げサイズ、なにより課題の意図は絶対外さないようにしようと思いました。業務でも必ず意識をする箇所ですので競技も同様に慎重にチェックをしました。 勉強をしていくとDTPの奥の深さを知っていく毎日です。私はまだまだ未熟だと思いますし、自分の力を伸ばしていきたいと考えています。誰かのためになる印刷物をつくることがDTPの 役目だと思っております。 推薦してくださったあいウィル、応援をいただいた皆様、アビリンピックスタッフの方々に 心からお礼を申し上げます。今後も変わらず努力し、結果に満足することのなく取り組んでいきたいと思います。金賞受賞者の感想伊藤 まどか(広島県) 競技課題は、昨今の感染症の影響で「周囲に誤解されるので、せきや くしゃみがしづらい」という花粉症患者の方に配布を予定している「花粉症 ストラップ」のデザインを一点提案し、その利用を促進するためのポスター 広告物の制作で、競技時間は3時間です。この広告を見た人が、パッと見て このアイテムの趣旨を理解し協力したくなる魅力ある作品を作ります。 同じ文字や写真を使っても、レイアウトや文字の組み方で見たときの印象・期待は大きく変わります。また多くの人々を惹きつけるものを作るには、 アイデアや想像力も重要です。DTPでは、プランニングする力や、想像力に加え、メインタイトルやサブコピー、色彩やレイアウト、フォントや印刷 特性などオールマイティな知識が求められます。このため競技ではこれらの 感性、技能、知識を駆使して、いかに効果的な作品を作ることができるかが ポイントとなります。アドビ株式会社● 参加選手数:17名 (うち招聘選手数:2名)● 協賛企業等
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