23技能競技ワード・プロセッサ講 評主査 ワード・プロセッサ競技は、各都道府県の代表と過去の大会で金賞を受賞した招聘選手が参加し、32名での実施となりました。2020年度は新型コロナウイルスの流行で、いつもとは違う生活様式が求められ、世の中が大きく変わった年でした。そんな中、徹底した感染対策を行いながら、アビリンピック全国大会が開催され、無事に終了したことをうれしく思います。例年に比べて参加者が少ないにもかかわらず、出場選手の作品は非常にハイレベルで見栄えの良いものが多く、全国大会に向けて日々鍛錬を続けてきたことが容易に想像できました。都道府県の代表として全国大会に出場した経験が、各選手の人生において大きな自信となり、新たな目標を設定するための機会となることを祈っています。 本年度の競技もMicrosoft Word2016を使用して「和文競技」「英文競技」の2部構成で実施しました。和文競技では、80分の制限時間で、新しくオープンするテーマパークを紹介する文書を作成しました。表・図形・画像などをバランスよく挿入するスキルや、段落の行間・段組み・インデントなどを使ってレイアウトを設定するスキルが求められました。英文競技では、60分の制限時間で、愛知県の観光スポットを紹介する文書を作成しました。英文タイピングのスピードと文字書式・段落書式の文書編集スキルが求められました。 本年度の大会は、金賞1名、銀賞1名、銅賞2名、努力賞1名という結果でした。入賞者は、限られた時間の中で効率的に文書を作成し、バランスよく課題を仕上げておりました。様々な機能を熟知し、迷うことなく作業に集中できたことが、結果に結びついたのだと思います。 最後になりますが、大会の運営にご協力をいただきました関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。長沼 智美
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