第40回全国アビリンピック大会報告書
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3240thビルクリーニングOFFICE CLEANING SERVICE技能競技ビルクリーニング 今回で2度目の全国大会出場なのですが、前回の大会では惜しくも銀賞だったので、今回は絶対に金賞を取る!を目標に、仕事にも力を入れて頑張ってきました。 その前に、先ずは県大会で金賞を取らないと始まらないので、県大会前に練習を重ね、自信を持って大会に参加し、結果的に金賞が取れてホッとしたのも、つかの間、新型コロナウイルスの影響で、全国大会に出場できるのかと不安な日々を過ごしていました。 しかしながら、主催者様のお陰で大会が開催される運びとなったので、改めて気を引き締め直し、大会前の強化練習を何度も行い、本番に備えました。 大会前日の会場下見の時から緊張感を覚え、本番の順番を決めるくじ引きの時に、絶対に1番は嫌だなと思っていたら、見事に1番を引き当てて、やってしまった・・・と落ち込んでしまいました。しかしながら、1番なら緊張する間もなく、競技に入れるだろうとか、1番だから、1番(金賞)取れるかもしれない!と自分に言い聞かせて本番当日を迎えました。 本番当日はやはり緊張感があり、競技説明が終わった瞬間、自分の名前を呼ばれ準備して、いざ、競技開始。最初は緊張していましたが、実際には競技に入ってしまえば練習の時の様に集中することができ、あっという間に競技が終わってしまいました。後は、残りの人達の競技を眺めているだけの長い時間が結構辛かったです。 最後の競技者が終わって、結果発表は翌日でしたが、気持ちはかなり軽くなり、帰宅の途につきました。翌日は仕事が入っていたので、お昼休憩時間に結果を伝える電話が掛かってきて、“おめでとう!金賞だよ!”との一声で、凄く嬉しい気持ちが込み上げて来ました。 “やった、これでリベンジできた!”と嬉しく、午後からの仕事にも力が入りました。 コロナ禍で大変な時ですが、その中でもビルクリーニングは重要な仕事なので、ウイルスに負けないように美観と衛生を保つように頑張ります。金賞受賞者の感想本田 駿斗(神奈川県) 競技課題は、クリーニングの基本作業である「弾性床材清掃及び机上の清掃」です。会場内に設けた16㎡(4m×4m)の模擬オフィスにおいて、モップによる床面の拭き、掃き作業と机の上の拭き作業、ゴミの処理を行います。 この競技に関連した就職先は、ビルメンテナンス会社や、特例子会社または企業等の清掃部門があります。作業の効率性やモップなどの資材の取扱い、拭きムラや拭き忘れがない確実な清掃技術が競技のポイントです。また、作業動作に無理がないことや、あいさつなどサービス業としてのマナーも重要視されます。興和不動産ファシリティーズ株式会社● 参加選手数:38名 (うち招聘選手数:3名)● 協賛企業等

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