第40回全国アビリンピック大会報告書
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3440th製品パッキングPACKING技能競技製品パッキング 宮城大会には昨年全国大会で銀賞だった同僚が出場していたので、まさか自分が全国大会に行けるとは思ってもいませんでした。 宮城大会で審査員の方にもらった講評は、とても励みになり「全国大会で金メダルを取る」という気持ちが強くなったものの、練習でうまくいかなかったことを思い出しては投げ出したくなり、その度に周りの人に支えてもらって諦めずにここまで来ることができました。 今まで、できないことを理由に投げ出して後悔してきた自分にとって、アビリンピックは「できないことなんて、ないんだ」と言うことを証明してくれた大会です。 私の職場には「作業は手早く、丁寧に」と「今できていることも、もっと良くするために、どうしたらいいかを考えよう」というルールがあります。普段の仕事と同じように製品パッキングの競技課題でも、この2つを考えて工夫と改善を繰り返しました。大変でしたがそれを1つひとつ確実にできるようになっていったことが自信に繋がって、当日は緊張することなく競技に集中することができました。 今回の金賞は、自分一人では絶対に取ることができなかったと思います。 自分に合ったやり方を一緒に考えてくれ、自分に自信をくれた上司や指導者、練習にあたり自分の仕事を引き受けてくれた同僚たち、応援してくれた家族や大会を通じて出会えた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。 私がしてもらったように、今度は自分が頑張る人を支えたいです。金賞受賞者の感想山崎 泰(宮城県) 製品パッキングとは、荷造り・包装のことをいいます。競技課題は、商品を梱包するための箱や緩衝材の組み立てと、それぞれの組み込みで、競技時間は90分以内です。緩衝材の組立・結束では出来栄えだけでなく、結束する際の紐の位置や強さ、緩衝材の並べ方などがポイントになります。組み込み作業では、お客様に届ける最後の工程となるため、見栄えと決められた製品がセットされているかがポイントとなります。● 参加選手数:20名● 協賛企業等

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