45技能競技写真撮影講 評主査 写真撮影競技は第29回全国大会以来の久しぶりの実施となりました。 いよいよ写真撮影競技がスタート、全国から6名のエントリーで大変内容が濃い競技となりました。新規種目として競技内容や採点項目など職業写真の日常業務等と照らし合わせ細かく分類し、実施しました。 競技テーマは開催会場の「愛知県国際展示場」を多くの人に紹介する為のホームページ掲載写真、パンフレットに掲載する写真です。選手は競技前に統一のカメラ機材・PC・画像処理ソフト・プリンターの確認後に国際展示場内外の撮影ゾーンや禁止ゾーンなど細かく説明を聞き撮影構想を練っていました。 競技の主な内容は「午前競技は国際展示場内外の撮影そして撮影マナー」「午後競技は撮影したデータをPCに取り込む作業」「プリントする4点を選び画像処理ソフトで明るさ・色合い・サイズ調整作業」「仕上げはプリントした4点を指定サイズの写真マット紙に挟み競技は終了」です。 今般の撮影業務は撮影後にPCで選別し、一点一点を明度や彩度・サイズを調整保存して納品完了です。現在の職業写真は撮影後のPC処理も求められています。 審査を進める中、プリントまでの工程では僅差でした。提出された4点のプリントの内容が最終審査に大きく影響しました。課題テーマは『行ってみたい!愛知県国際展示場』でしたが、上位入賞した提出写真は課題テーマが集約され画面の隅々まで配慮されていました。 今後は全国大会で実施された事で地方大会での写真撮影競技も活発になると思います。写真は沢山撮ることが上達の近道。最後に選手皆様の熱意と高齢・障害・求職者雇用支援機構のご努力、そして愛知県の皆様に敬意を表して講評と致します。村上 光明
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