第40回全国アビリンピック大会報告書
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59第40回全国障害者 技能競技大会 1 主 催独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 2 協 力愛知県概要第40回 全国障害者技能競技大会(アビリンピック)1 実施内容 全国障害者技能競技大会(以下「大会」という。)は、障害のある方々が日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害のある方に対する理解と認識を深め、その雇用の促進等を図ることを目的として開催しており、今大会は40回の節目を迎える記念すべき大会として、盛大に開催する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により「無観客」で令和2年11月13日(金)から15日(日)までの3日間にわたり、昨年に引き続き愛知県(会場:愛知県国際展示場)において開催した。 大会は、昭和47年の第1回大会から平成13年の第25回大会までは千葉県において開催してきたが、第26回大会以降は原則として技能五輪全国大会と同時期に開催し、全国の企業や社会一般の方々に、障害者の職業能力についての理解と関心を深めていただくために、熊本県、宮城県、山口県、香川県の各地で開催した。節目となる第30回大会は再び千葉県で、第31回大会は茨城県で天皇陛下御在位20年慶祝行事として開催し、第32回は神奈川県、第33回は長野県、第34回は千葉県、第35回は愛知県、第36回は山形県、第37回は栃木県、第38回は沖縄県、第39回は天皇陛下御即位記念として愛知県で開催した。 今大会は、上述したとおり新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から「第40回全国障害者技能競技大会における新型コロナウイルス感染拡大防止のための具体的な措置」を策定の上、「無観客」で開催したが、初の試みとしてアビリンピック専用のホームページを開設し、開会式、競技風景及び成績発表の様子をLIVE配信した。また、アビリンピック専用のSNSを開設し、大会期間中等のタイムリーな情報発信に努めた。 加えて、今大会はロシア連邦モスクワ市で開催予定の第10回国際アビリンピック派遣選手選考のための大会として位置付けており、第36回から第39回までの金賞受賞者を招聘し、今大会の選手と同一の課題・環境で競技に取組んだ。 なお、例年、アビリンピックの一環として、障害者の雇用の促進等に関する啓発効果を高めるため、障害者の雇用に関わる展示、実演、体験などの総合的なイベントとして開催していた「障害者ワークフェア」については、新型コロナウイルス感染症の影響により、その開催を中止した。 また、今大会は、青年技能者の技能レベル日本一を競う「第58回技能五輪全国大会(主催:厚生労働省、中央職業能力開発協会)」と同時開催された。Ⅰ 概要

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