第41回全国障害者技能競技大会報告書
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8技能競技DRESS MAKING洋裁41th■ 参加選手数 5名■ 協賛企業等公益社団法人全日本洋裁技能協会JUKI販売株式会社 競技課題は、薄手ウールを使用したオーダー仕立ての「オーバーブラウス」の製作です。選手には粗裁ちした布地が支給されますので、競技では裁断→・芯貼り→印付け→本縫いミシン→アイロン→ロックミシンの順で作業を・進めます。接着芯はしっかり貼り、前身頃丈の長さ、袖付け、衿付けが左右・対称であることが重要です。オーダー仕立てのため、裾などの折上げ(ヘム)は手まつり、ボタンホールも手でかがります。 初めて参加した愛知大会では、銀メダルを受賞しました。 しかし、「金メダル該当者無し」だったことは、とても悔しく思いました。 今回、再度挑戦の機会を得ることができ、金メダルをとることが出来て、とても嬉しく、ホッとしました。 6時間という制限時間の中で、オーダーメイドの仕上がりを実現するため、時間内に仕上げる練習だけでなく、襟や袖付け、ボタンホール、肩パット付けなどの部分練習も重ねました。正確で美しく、ソフトな仕上がりが、いつも出来るように努力しました。 生地と向き合い、糸の始末、アイロンがけなども丁寧に、美しいシルエットを心がけました。 洋裁は私にとり、大切な自己表現の一つです。大会に向けては、同じことを繰り返す練習でしたけれど、一回一回完成度を高めていくなかで、自分自身が成長できたと感じています。 日頃から熱心にご指導くださっている洋裁の先生に、心から感謝しています。 競技会場では、たくさんのスタッフの方々のお世話になりました。 電気の回線のトラブルにもすぐに対応していただき、アイロン・ミシンなど、スムーズに使うことができ、競技に集中出来ました。ありがとうございました。 いつも応援してくれている両親に感謝しています。 これからもさらなる技術の向上と、かっこいいデザインの作品づくりに、情熱をかけて取り組んでいきます。金賞受賞者の感想藤澤 勇慈 東京都洋裁

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