第41回全国障害者技能競技大会報告書
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18技能競技ELECTRONIC ASSEMBLY AND TESTING電子機器組立41th■ 参加選手数 7名 競技課題は、「省エネコントローラーの組立」です。現在、我々の身の回りに・有る多くのものに電子機器が搭載され、各種の制御が行われています。・このため、電子機器の組立技術は、その試作・改良といった製品開発には・無くてはならないものです。今回の競技では、「省エネコントローラー」の・組立を通じて、そのようなハイテク技術の一端を担っている電子機器の・組立技術を競います。美しく信頼性のある機器を組み立てること、そして・それが正しく動作することが求められます。また、近年は電子機器が小型化・・軽量化される中で、使用される部品も小さくなっています。競技においても、・3.2mm×1.6mmで厚さ0.6mmの部品が使われており、小さい部品を・正確に取り扱う技術も求められます。 初めてアビリンピック全国大会の電子機器組立種目に出場する事ができ、「金賞を取る」という目標をもって練習に励んできました。初めは上手くいかない事が多く、焦りもあって苦戦しました。 特に「はんだ付けの出来栄え」「配線のフォーミングの見栄え」で減点をもらう事が多く、何度も挫けそうになりました。 はんだ付け作業は理想のフィレットやはんだ量を調整する事が難しく、納得のいく形にするためにどうしたら良いのかを考え、様々なやり方を試しました。 配線のフォーミングは何度やっても綺麗な形にならず、曲がったりして上手くいきませんでした。 「はんだ付けの出来栄え」「配線のフォーミングの見栄え」二つを重点に試行錯誤を繰り返し、指導者のアドバイスや一緒に練習をした仲間と情報共有していき、納得のいくはんだ付け・フォーミングをすることが出来るようになりました。 大会当日はトラブルがあり、多少の焦りはありましたが、練習してきた事を思い出して冷静に落ち着いて対処する事で結果金賞を受賞する事が出来ました。 この結果は一人の力だけでは得られませんでした。共に切磋琢磨し合った仲間、指導者、応援してくれた職場の人たちや家族のおかげです。 この経験は自分の自信につながり、これから様々な事に挑戦していきます。本当にありがとうございました。金賞受賞者の感想吉田 圭佑 愛知県電子機器組立

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