第41回全国障害者技能競技大会報告書
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31技能競技講 評主査 立川 瞳 第41回全国障害者技能競技大会を開催することができ、無事に終了することができましたこと、皆様大変お疲れ様でした。関係各所の皆様のご努力、ご協力にお礼申し上げます。 今年は開催時期が12月中旬でクリスマスシーズンにあたり、フラワーアレンジメント競技では例年とは異なる季節感を重視した花材の選択をしました。搬入時に心配していた花材の色や種類もイメージに近く、選手がどのように表現し作品を完成させるのかとても楽しみでした。種類ごとに花材が包装された包みを点検して、選手に平等に配布されるよう競技委員全員でチェックをして、大会前日の選手オリエンテーションを迎えました。 オリエンテーションでは約1時間、皆さん多くの質問を準備してきており、お一人お一人お答えしました。皆さん少しずつ安心された様に感じ、また質問された選手は熱心に競技に臨まれている姿勢を感じました。 いよいよ大会当日。時間通りに競技を開始しました。第1課題花束60分、全員が作品を完成させ、短い休憩を入れながら第2課題の花嫁の花束、第3課題の食卓テーブル装飾と進み、時間通りに選手全員が作品を完成させました。一人として同じ配色の作品はなく、楽しく審査をいたしました。 競技終了後の講評では、公開されている課題の作図等をしっかり理解し、大切な基本を守り、花材、特に花は一つとして同じ大きさやお顔はないので、よく見極めて表現されると全体のバランスが更に良くなることなどをお伝えしました。 選手の皆さんが練習を重ねられた結果、今回の大会では素晴らしい作品を見せていただきました。フラワーアレンジメント

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