第41回全国障害者技能競技大会報告書
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48技能競技PC ASSEMBLY AND TESTINGパソコン組立41th この競技を復活していただき、大会関係者、競技委員の皆様に感謝申し上げます。 今回の大会では、OSのインストール後に画面出力がなくなり、1時間ほど何の作業もできませんでしたが、これまで遭遇したトラブルから可能性があるものを順番に潰していき、無事解決できました。既製品を分解・整備するため、既存の部品の配置や配線の取り回しにとらわれがちになりますが、ノイズやエアフローを考慮して最善と思える形に組み立てました。 私は、普段は事務職として働く一方、地震や水害などで壊れたパソコン(以下、PCと略)の復旧や、再生PCの寄贈、修理を断られたPCを修理するボランティアとして活動しています。私にとって、職場で起こるPC関連のトラブル解決や質問、ボランティア活動での経験全てが、この競技の「練習」になっています。 小学生の時、自宅前の粗大ごみ置き場から拾ってきたラジカセを修理したことから始まり、趣味の範囲とはいえ、これまで数えきれないほどの家電やPCの修理、製作をしてきたことが、今回の結果につながりました。この場をお借りして、私を信頼してくれた皆さんと、忙しいのに快く送り出してくれた職場の仲間に感謝の気持ちを伝えたいと思います。 最後に、この競技二度目の金賞を取ることができた自分を誇りに思うとともに、この結果に慢心することなく、さらに経験と努力を重ねていきます。本当にありがとうございました。金賞受賞者の感想原田 大 熊本県■ 参加選手数 8名 パソコン組立では、制限時間の中でデスクトップ型パソコンの分解、・指定された部品のメンテナンス、再度の組み立て及びソフトウェアのイン・ストールや設定を行い、パソコンとして利用できるようにします。具体的には、・電源、マザーボード、ハードディスクなどのパーツを取り外し、必要なメンテ・ナンスを行って、パソコンケースにパーツを順番に設置し、結線していきます。・さらに、組み立てたパソコンに、OS(Windows10)をインストールし、・ネットワークに関する設定をするなど利用できるパソコンに仕上げます。・選手はハードウェアとソフトウェアの両面から作業を行い、その完成度・・的確さや正常に動作するかを競います。パソコン組立

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