第41回全国障害者技能競技大会報告書
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54技能競技DRESS MAKING BASIC縫製41th■ 参加選手数 12名■ 協賛企業等JUKI販売株式会社 競技課題は、「エプロンの縫製」です。選手には、裁断された9枚のパーツ・(土台1枚、ポケット2枚、見返し1枚、肩ひも2枚、腰ひも2枚、フリル1枚)が配付され、ミシン、アイロン、はさみ、目打ちなどの道具を使用して製作します。・製作するにあたっては、各パーツに必要な「アイロンがけ」や「ミシン縫い」の・作業を行ったあと、これらのパーツをミシン操作で組み合わせます。最後に仕上げの「アイロンがけ」を行って完成となります。布地の表と裏を正しく見極め、アイロンを使って縫い代折り巾やくせとり、ミシンの正確な縫い巾等、各工程に合わせた適切な技術・判断力が必要です。 これまで縫製競技に今大会をあわせて4回出場しました。今大会ではこれまで出場した時に駄目だった部分、ミスをしていた部分を見つめ直しながら練習に取り組みました。 業務が多忙な時期と重なり、練習を始めたのは12月に入ってからです。練習を始めた当初は部分縫いからはじまり何回かしてからエプロン1枚を時間内に縫う事をしました。 最初、エプロン1枚を仕上げるのに時間内に出来ず悩んでいました。家に帰り何度も頭の中でエプロンの手順を復習しました。練習でも気を付けて縫わないといけない部分を先生に聞きながら、作るスピードも少しずつあげていきながら何とか時間内に縫える様になりました。 本番では、練習してきた事を思い出しながらエプロンを作っていきました。競技が終わって反省点がいくつかあり自分でも納得いかない気持ちになりました。 結果発表の時は丁度仕事をしていました。仕事している最中、同じ社員の方が報告に来てくださり金賞の事を聞いたので、正直びっくりしました。やっぱあの時何度も諦めず練習に取り組んで良かったなと思いました。あらためて会社の皆さん、先生に感謝したいです。これからアビリンピックに出ようと思っている皆さん、是非参加して自分の技能を知り高めてください。金賞受賞者の感想炭田 大介 宮崎県縫製

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