第40回アビリンピックガイドブック
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12前回大会の様子過去大会の金賞作品第39回大会金賞受賞者の感想山形県海藤 航貴 全国アビリンピックへの出場は今回の愛知大会が4回目となります。グラフィックデザインの仕事に携わり、勤めていた会社から出場を勧められたのがきっかけでした。これまでの成績は第37回栃木大会で銀賞を受賞しましたが、課題に苦戦をしたり、ミスをしてしまう等、金賞受賞が出来ずにいました。 その後職場が変わり、環境の変化の中で一度はアビリンピック出場を辞めようと思った時期もありましたが、これまで応援して下さった人たちへ金賞受賞という形で恩返しがしたいという想いから一念発起し今大会へ臨みました。 今回の課題は中部国際空港セントレアのPRポスターとロゴ制作というオーソドックスなテーマではありましたが、キャッチコピーやサブコピーを自分で提案するというDTPの枠にとらわれない自由度の高い課題だったと思います。ポスターという課題を知ったときからメインになるビジュアルを魅せることが一番だと考え、飛行機をメインにレイアウトや全体的なデザインを制作しました。当日提供された文字が予想より多かったものの、写真をメインに文字を処理出来たことも金賞受賞に繋がった要因の一つだと思います。 以前は自分の種目と向き合うことで精一杯でしたが、競技を通じてできた同じ山形県選手団の仲間を応援する場面もありました。アビリンピックを通して多くの気づきや成長する機会を与えて頂いたと感じています。これまで応援して下さった沢山の方達に心より感謝を申し上げます。●参加者選手 15名●招聘選手 2名NO.氏名都道府県名12345678遠藤 遥井上 篤佐藤 恵美工藤 拓哉齋藤 祐介大堀 寛人橋本 潤子大日方 貴昭岩手県宮城県山形県埼玉県千葉県東京都神奈川県長野県NO.氏名都道府県名9101112131415加藤 あすみ門脇 浩克宮﨑 菜摘伊藤 まどか髙橋 卓哉東村 恵子藤井 翔太静岡県滋賀県大阪府広島県山口県高知県福岡県NO.氏名都道府県名1海藤 航貴山形県NO.氏名都道府県名2山田 風香神奈川県DTP競技時間13:30-16:45同じ文字や写真を使っても、レイアウトや文字の組み方で見たときの印象・期待は大きく変わります。また多くの人々を惹きつけるものをつくるには、アイデアや想像力も重要です。DTPでは、プランニングする力や、想像力に加え、メインタイトルやサブコピー、色彩やレイアウト、フォントや印刷特性などオールマイティな知識が求められます。このため競技ではこれらの感性、技能、知識を駆使して、いかに効果的な作品をつくることができるかがポイントとなります。競技課題は、昨今の感染症の影響で「周囲に誤解されるので、せきやくしゃみがしづらい」という花粉症患者の方に配布を予定している「花粉症ストラップ」のデザインを一点提案し、その利用を促進するためのポスター広告物の制作で、競技時間は3時間です。この広告を見た人が、パッと見てこのアイテムの趣旨を理解し協力したくなる魅力ある作品を作ります。競技のポイント競技概要

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