第40回アビリンピックガイドブック
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技能競技・参加者名簿15●参加者選手 8名NO.氏名都道府県名123前田 吉之那須川 耀島田 美穂神奈川県愛知県三重県NO.氏名都道府県名456長谷川 享史奥石 拓斗中本 高史滋賀県京都府大阪府NO.氏名都道府県名78松山 雄樹塩地 優岡山県大分県NO.氏名都道府県名1長島 礼幸茨城県NO.氏名都道府県名2小倉 怜三重県NO.氏名都道府県名3黒田 朗史三重県●招聘選手 3名電子機器組立競技時間9:00-14:30前回大会の様子過去大会の金賞作品現在、身の周りにある多くのものには電子機器が搭載され、さまざまな制御が行われています。そのようなハイテク技術の一端を担う電子機器を組み上げる競技が「電子機器組立」です。この競技では、金属や電子部品を熱で溶かした「はんだ」で接合する「はんだ付け」がポイントです。「はんだ付け」の良し悪しは製品の信頼性につながる重要な項目で、その良し悪しにより製品が長期間の使用に耐えられるかが決まります。熱に弱い箇所など場所によって条件が異なり、すべての場所で適切なはんだ付けをするためには高い技術が必要です。競技課題は、夜間などの暗がりで人の動きに反応する「省エネコントローラー」の組み立てで、競技時間は4時間(打ち切り4時間30分)です。競技のポイント競技概要第39回大会金賞受賞者の感想三重県黒田 朗史 アビリンピックを始めたきっかけは、職場からの紹介でした。アビリンピックとは何だろう?障がいがある者が、技能を競い合う大会だと知って興味を持ちました。初めて県大会に挑戦した結果は3位でした。次の年もまた次の年も全国大会への夢は叶わず、4回目にして今度こそは金賞を取る執念で県大会に挑み、金賞を取ることが出来ました。 念願だった全国大会出場、「金賞を持ち帰る」という大きな目標を立てました。しかし、練習では、何をやっても上手くいかない事が沢山あり、一緒に練習した選手に追いつくどころか、自分だけ失格になるのではと、いつも不安を持っていました。 課題の製作では、「はんだ付けの出来栄え」「配線のフォーミングの見栄え」など厳しく審査される項目を自分で納得できる出来栄えにすることに悪戦苦闘しました。でも、一緒に練習した選手と共に情報共有したり、指導者の正確で分かりやすいアドバイスを沢山頂き、毎日の訓練で自分の中では成長できたと実感しています。 大会当日は、大きな失敗もなく落ち着いた作業ができました。おかげ様で全国大会に参加するというチャンスを逃がさず、金賞を掴み取ることが出来ました。 この結果は、皆の力が有ったからこそ掴み取ることが出来たと思います。苦しみを分かち合った選手・厳しく優しく指導して頂いた指導者、陰ながら応援してくれた職場の人達と家族の皆に心から感謝しています。本当にありがとうございました。

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