第40回アビリンピックガイドブック
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16●参加者選手 3名NO.氏名都道府県名12有村 麻里加小澤 悠一鹿児島県鹿児島県NO.氏名都道府県名3木下 登紀子鹿児島県義肢競技時間10:00-15:45前回大会の様子過去大会の金賞作品ソケットの内側に入るクッションの加工は、素材の特性を捉えて行うことが重要で、ソケット本体の寸法精度に大きく影響します。また、「注型法」と呼ばれるソケット本体の加工法は、繊細で的確、かつ迅速な技術が必要で、強度や美しい外観を持った実用品となるかは、この加工によって決まります。この工程が競技の一番の見どころです。義肢とは事故や疾病などで失った手や足の外観や機能を補完する人工の手・足をいいます。競技課題は、義肢を使うときに切断部分に装着する「ソケット」の製作です。切断部分(「断端」という)の形状を正確に型採りし、断端モデルの解剖学的・人間工学的知識をもとに修正、そしてモデルに合わせ正確に加工、組み立てをしていきます。競技時間は、4時間15分(4時間45分打ち切り)です。競技のポイント競技概要第39回大会金賞受賞者の感想愛知県太田 賢人 この度、第39回全国アビリンピック愛知大会で金賞を獲得することができましたことを、大変嬉しく思っております。昨年の県大会では悔しい思いをしたため、今年はより完成度の高い製品を製作するよう心がけました。二度目の県大会の結果、全国大会の出場が決まり、さらに練習を重ねて本番に挑みました。開会式から、競技本番、閉会式までとても良い緊張感の中で大会を終えることが出来ました。 今回、金賞を受賞できたのも学生時代からこれまでご指導いただいた先生方、就職してからアドバイスをいただいた上司や先輩方など、多くの方々に支えていただいた結果だと思っております。ありがとうございました。 今回、アビリンピックに出場したことで、これまで気付けなかった様々なことを知ることが出来ました。今後も自身の技術を更に向上させられるよう努力して参りたいと思います。また、現在の職場である『専門学校 日本聴能言語福祉学院』は義肢装具士の養成施設でありますので、私の経験を学生たちに伝え、この競技に一人でも多く出場できる選手を育成して参りたいと思います。 第39回全国アビリンピックに参加させていただき、ありがとうございました。

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