第41回全国障害者技能競技大会 ガイドブック
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13前回大会の様子技能競技建築CADポイント競技内容コンピュータの普及と共に、建築CADが建築業界でも使われ始めました。今日の建築業界では、手書きの図面に替わりCADを使って描かれた図面が、一般的になっています。建築CADは、図面を描くためのソフトウェアとコンピュータ、そして図面を紙に印刷するプリンタから構成されています。そのため、製図板を使った設計とは道具の構成が大きく異なります。この競技では、建築の設計者が描いたスケッチや構造の情報を理解し、建築CADを用いて建築基本設計図を作成する作業の正確さと速さを競います。そのため、選手には、コンピュータと建築CADソフトウェアに関する知識と操作技術、建築図面の読解力と製図規則に関する知識を必要とします。選手は、建築CADを用いて、集合住宅を目的とした鉄筋コンクリート造3階建てビルの図面(縮尺1/100の平面図、立面図、断面図)ををA3の用紙1枚に仕上げます。見どころは、三つあります。一つ目は、選手が建築と製図規則の知識を統合して複数の資料内容を1枚の図面にまとめることにあります。二つ目は、選手が建築CADの機能を生かして作業を行うことにより、作業時間を短縮するところにあります。三つ目は、各階平面図と断面図、資料を基に南立面図を選手の判断で書き上げることです。このように、選手が建築の知識、建築CADの知識と操作技術、美的感覚など複数の能力を駆使して作業するところに注目して下さい。過去大会の優秀作品参加選手 6名NO.氏名都道府県名123456黒﨑 友和上野 敦史佐藤 康太郎天野 寛隆永井 詩音 東 信彦栃木県東京都東京都愛知県愛媛県熊本県競技日程12月19日(日)9:00-12:303時間30分以内制限時間

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