第41回全国障害者技能競技大会 ガイドブック
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14電子機器組立ポイント競技内容競技課題は、「省エネコントローラーの組立」です。現在、我々の身の回りに有る多くのものに電子機器が搭載され、各種の制御が行われています。このため、電子機器の組立技術は、その試作・改良といった製品開発には無くてはならないものです。今回の競技では、「省エネコントローラー」の組立を通じて、そのようなハイテク技術の一端を担っている電子機器の組立技術を競います。美しく信頼性のある機器を組み立てること、そしてそれが正しく動作することが求められます。また、近年は電子機器が小型化・軽量化される中で、使用される部品も小さくなっています。競技においても、3.2mm×1.6mmで厚さ0.6mmの部品が使われており、小さい部品を正確に取り扱う技術も求められます。前回大会の様子過去大会の優秀作品競技の見どころは、「はんだ付け」です。組み立て作業の中心になる「はんだ付け」は、組み上げた機器の信頼性に影響を及ぼす重要な項目です。「はんだ付け」の良し悪しによって、電子機器が長期間の使用に耐えられるかどうかが決まります。「はんだ付け」は、はんだが銅板の表面に良く流れ、長くすそを引くように付いているのがベストです。熱の逃げ具合の違いや、熱に弱い絶縁皮膜があるなど場所によって条件が異なり、後から修正のできない箇所もありますので、全ての箇所でベストなはんだ付けをすることは、大変技術の高い作業です。しかも、現在は環境に配慮した「無鉛はんだ」を使用していますが、融点が高いという特性があるので、感覚の見極めが難しく、鉛入りと比べて、さらに高い技術が必要となっています。参加選手 7名NO.氏名都道府県名1234中﨑 翼並木 耕作髙橋 秀一吉田 圭佑茨城県埼玉県神奈川県愛知県NO.氏名都道府県名567伊東 惇小山 せなみ松山 雄樹三重県滋賀県岡山県競技日程12月18日(土)9:00-14:304時間以内(4時間30分で打切り)制限時間

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