第41回全国障害者技能競技大会 ガイドブック
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21技能競技コンピュータプログラミング前回大会の様子過去大会の優秀作品ポイント選手は、まず、課題の解決方法を検討します。課題によってはそこに含まれる動作の幾何学的な情報(円弧の中心位置、半径、円と直線の接点位置など)が示されない場合があるので、選手はそれらの点を確定する方法を決める必要があります。このため、競技開始当初は、選手の動きの目立たない静かな時間が流れます。その後、実際のロボットの動作をコンピュータの画面内で確かめられる「シミュレータ」と呼ばれる機能を使っての動作確認を行います。その際、ロボットの動きを画面上に再現して、作業手順を順次決定する選手と、作業手順全体を決定してからシミュレータでそれを確認する選手とで違いが現れます。競技時間の終盤では、各選手が作成したプログラムで、実際のロボットを動かします。会場全体に漂う緊張感を一緒に味わってみてください。競技内容競技時間以内に、ロボットの動きを指示するプログラムを作成し、動きの指示のしやすさや、実際にロボットを動かした際の正確さや速さを競います。使用するプログラミング言語に習熟し、良いプログラムを作成する能力が試されることはもちろん、課題をどのように解決するかという構想の立て方や作業の進捗管理能力、ロボット実機の持つ特性や動作環境をどのようにプログラムに反映させるかという現場への配慮等、問題の分析からシステムの設計、テストに至るシステムエンジニアとしての総合的な技量が求められます。6時間以内制限時間競技日程12月18日(土)9:00-16:0012参加選手 2名NO.氏名都道府県名田中 卓也中山 太郎神奈川県熊本県

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