第42回全国障害者技能競技大会 大会報告書
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技能競技機械CAD 8年ぶり2度目の金賞になります。 過去の実績もあり、入賞して当たり前と思われているところもありますが、正直なところ、前回の金賞から時間も経ち、CADの操作も忘れ、やる気も出ませんでした。 普段の業務も忙しくなり、今までで一番練習をしなかった大会です。 しかし、大会前々日、前日と2日間も練習でき、何とか金賞をとることができました。 練習するためにノートPCを貸してくれたT先生に感謝します。 ありがとうございました。 大会の問題の内容自体は難しくはありませんでした。私の知識や経験、技能がスキルアップしているためかもしれません。 その知識や経験、技能は普段の業務で培われたものですが、なかなか理解を得られないところがあり、個人参加をしています。障害者雇用に積極的でない企業が多少でも変わっていけばいいなと思います。ただし、講評を聞くと見直すところもあるので、まだまだ勉強が必要だと感じています。 今後ですが、世界大会の開催が決まれば頑張っていきたいと思います。 年齢を重ねると、若い選手との間でキャリアの差が出てくるため、大会に参加することに疑問が出てきます。次の世界大会が最後かなと思っているので、次の世界大会も国外がいいなと思います。 競技課題は、「ハンドプレス」の「部品図と組立図」、「軸測投影法による組立図と立体分解図」の作成です。これまでの製図作業は、製図板と呼ばれる台に、用紙を貼り付け、鉛筆やインクで、三角定規、コンパスなどを駆使しながら手書きをするのが一般的でした。近年では、コンピュータ支援設計ツール(Computer Aided Design:キャド)を用いて、機械の設計図面を作成しています。CADの導入により、これまで人の手に頼っていた製図作業や図面作成などが、より正確に効率よく行えるようになりました。今回の競技では、はじめに与えられた組立図、部品図を読図して品物を立体的に把握します。その後、CADツールを使い、指示内容に従って作図、寸法記入などを行い、図面として完成させます。金賞受賞者の感想12■ 参加選手数 6名■ 協賛企業等足立 玄人愛知県CAD MACHINENRY機械CAD

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