技能競技ワード・プロセッサ 私は、アビリンピック全国大会に2018年から出場しました。当時は職業訓練校に通っていました。その時は入賞できませんでしたが、全国大会に出場できたことが自信になり、就職することができました。就職後も挑戦したいと思って、出場しました。 2019年、2020年で2年連続銅賞を受賞することができて、嬉しい反面、課題が全て終わらない悔しさがありました。 昨年は、3年連続出場した人は1年空けるというルールで出場できなかったので、その期間を活かして、自己流だったタイピングをホームポジションからできるように練習しました。タイピング方法を変えるのは、とても大変でしたが、1年間、毎日練習をして、少しずつできるようになりました。また、オンラインのパソコン教室でWordを学び、CS検定ワープロ1級、日本語ワープロ検定初段などの資格を取得して、表や図形を素早く作成する練習をしました。 今回の全国大会では、課題をすべて終わらせることができて、きれいな作品を作ることができて、とても嬉しいです。 長い期間練習を続けていると、肩こりと目の疲れがひどくなり、思うように練習ができないこともありました。それでも、あきらめず、ここまで頑張ってこられたのは、家族、職場の方々、いつも支えてくださっている方々のおかげです。本当にありがとうございました。 アビリンピックでの経験が自分の自信につながったので、これからは、得意なことだけではなく、苦手なことにも積極的に取り組んでいけるように頑張ります。 競技課題は和文文書と英文文書の作成です。ワープロソフトWord 2019を使用し、作成見本と作業指示書を見ながら、文書の完成度を競います。Word に用意されている各種機能(ページ設定、書式設定、作図、オブジェクトとグラフィック活用、表作成)を自由に使いこなせる技術が求められます。制限時間内に競技課題を完成させるためには、和文・英文ともにスピーディーで正確なタイピングスキルが必須です。また、挿入するオブジェクトについては、指定ページに収まるよう、行間やサイズを調整し、全体のバランスを整える必要があります。さらに、完成した課題はカラー印刷をするので、色や効果の設定も重要な要素であり、見栄えの良い作品に仕上げる技術も要求されます。金賞受賞者の感想22■ 参加選手数 36名安達 芽衣奈良県WORD PROCESSINGワード・プロセッサ
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