技能競技データベース このデータベース競技は、事前公開された課題Aを何度も繰り返し練習し、制限時間内にクリアすることが必要な競技になります。事前練習時間の長さと努力の成果が結果として表れるとともに、そこに新たな技術的な発見もあることと思います。 今回の課題からは、データインポートに関しては、手段を問うことはしませんでした。これにより昨年までとは違い、データインポートで苦労することはなくなり、データベース本来の手続きに係る課題に集中できたことと思います。課題の中にはデータ内容、条件によって数値を加工しながらテーブル更新するという処理が必要になります。 条件によって処理判断を分岐しなくてはならないものもあり、その部分を一時的なテーブルを作成して実現させたり、VBAを使用してコードによって実現させたり、作り手の技術レベルで処理内容はいろんなやり方を考えられるのもこの競技の面白さとなります。またACCESSが自動的に表示するメッセージや印刷ダイアログを表示させないためにはVBAの記述が重要なので、参加する選手はより一層の勉強が必要となります。 審査のポイントとしてのユーザーインターフェイスは、利用者の操作感を意識し、デザインを工夫しながら部品をフォームに貼付(整列)されているかを見ました。毎年、アビリンピックの期間中において選手の皆さんが個性的な素晴らしい作品を作成されることを本当に楽しみにしています。 次回の大会では、全員が事前練習で多くの時間を使って技術研鑽されることを期待したいと思います。主査25森田 良一講評
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