第42回全国障害者技能競技大会 大会報告書
39/166

技能競技喫茶サービス はじめに、選手のみなさんがご家族や所属団体、法人のみなさんと協力して、新型コロナウイルス感染症が拡大するなかでも、十分な体調管理をしながら準備を進め、大会に参加してくださったことに感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。お疲れ様でした。 選手のみなさんのお客様に対するサービスの技術は、回数を重ねるごとに向上していると感じます。今後も引き続き地域での取り組みを続けていただきたいと思います。 より良い形でお客様をお迎えするには、お客様に対するサービスはもちろん、従業員が協力し合って気持ちよく働くことが大切です。フロアの従業員同士が協力することはもちろん、厨房にいる従業員も含めて気持ちよく働けることが、お客様に対するサービスの向上につながるはずです。従業員の立場に立ってどうしたらお互いに気持ちよく働けるかを考えてみることも、お客様の立場に立つことと同じくらい大切なことだと考えています。競技終了後の講評でもお伝えしましたが、ときにはフロア以外の役割を体験してみることで、どうすると協力しやすいかわかることもあると思います。 お客様に対するサービスや従業員との協力の方法や内容に正解はありません。みなさん一人ひとりの能力や適性も異なるはずです。喫茶サービスという競技を通じて、自分の素敵な能力や適性を知り、それを活かそうと考えることで、自分にしかできないサービスがわかり、その力を発揮することがより良い結果につながります。そして、それは学校生活や卒業後の仕事、いまの仕事に必ず良い影響を与えると思います。 最後になりましたが、この競技を実施するにあたり、競技の運営、備品や消耗品の手配、新型コロナウイルス感染防止対策など大会スタッフのみなさまをはじめ多くの関係者の方々にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。主査37小松 邦明講評

元のページ  ../index.html#39

このブックを見る