第42回全国障害者技能競技大会 大会報告書
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技能競技ネイル施術 ネイル施術の競技はネイルケアとカラーリング、ネイルチップアートの二つの課題で行いました。ソーシャルディスタンスなどの感染対策を取りながら5名の選手が競い合いました。全体の技術レベルが上がってきていることやサロンワークに欠かせないジェルネイルを競技に加えることでサロンワークを意識した課題に今年から変更しました。課題1前半30分のお手入れは爪の長さ形と表面を整え甘皮処理を行い、課題1後半45分のカラーリングは、右手に赤ポリッシュ、左手に白パールのジェルを施して貰いました。基本のネイルケアとポリッシュカラーに関しては、大きな差異はなかったと思いますが、今年から取り入れたジェルカラーに関しては、色ムラや爪回りの塗り残し、表面の厚みなど全体の仕上がりに違いが出たと思います。課題2のチップアートに関しては、昨年からテーマを自由とし説明文を添えて貰いました。競技時間は70分。作品がテーマと作文内容と合っているか、アートの統一性や色合い、作品全体のバランスやデザイン性、仕上がりなどを評価の対象としました。高得点を得た選手は、テーマと合致し、色彩バランスと繊細な筆遣い、デザイン性に優れていました。最終的な仕上げとまとめる力に違いが出たように思います。しかしながら、昨年と比べ、日頃の鍛錬の成果、競技の時間管理、サロンワークの意識レベルが向上していると感じました。総合的に見て、お手入れとポリッシュのカラーリングはレベルアップしたと思います。ジェルに関しては、ムラなく均一に塗る事を意識し更に練習することが重要です。ネイルチップアートはテーマとの合致、繊細なブラシワーク、表現力の強化を心がけると更に良くなると感じました。いつもながら選手の競技に取り組む真■な姿勢がとても印象的でした。今後も益々の活躍を祈念しています。最後になりましたが、多くの方々のお力添えがあり無事に終了することが出来ましたこと、参加選手をはじめ、モデル関係各所の皆様方のご協力に心より感謝申し上げます。主査43木村 安气子講評

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