技能競技パソコンデータ入力 平成17年の第28回山口大会から始まった本競技は、通算15回目を数えます。今回は、北は青森、南は沖縄まで各都道府県から、28選手にご参加いただきました。昨年よりも多くの選手に参加いただけたこと、嬉しく思います。 競技は、前回大会同様、アンケート入力、文書修正、帳票等作成の3課題各30分により実施されました。各選手の技術レベルが上がってきており、誰かが突出しているというより競技全体としてのレベルが高くなってきていると感じています。 課題1については、全体として入力の速度と正確性が増しており、仕事として働く上でも基盤となる技術だと考えていますので非常に良い傾向だと思います。課題2については、難易度は変えておりませんが、やはり30分という長丁場の中での集中力をいかに持続させるかがポイントとなったように感じます。慌てずに、しっかりと違和感を感じ取れるか、是非、皆さんなりの方法で修正力を上げ、その正確性をより高めていただきたいと思います。課題3については、皆さんの表計算に関するスキルも高まっている様子で、高得点の選手が多く、これだけの技術があれば様々な仕事に応用できるだろうと感じました。競技レベルが上がったことは選手の皆さんだけでなく、指導者の方も熱心にご指導されているのだろうと感じるものがありました。 現在、パソコンを利用した作業はより求められていますし、これだけの技術を有する選手が多く見られたことは非常に喜ばしく思います。今後も、この競技で培った能力が社会で活かせる機会はたくさんあると思います。これからも、入力の正確さ、スピード、そしてミスを見逃さない力を身に着けて、社会へ羽ばたいていただきたいと思います。 末筆になりますが、ご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げますとともに、今後のより一層のご活躍を期待しております。主査51落合 昇講評
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