1全国障害者技能競技大会の沿革 130Ⅱ 全国障害者技能競技大会統計資料1 全国障害者技能競技大会の沿革 全国障害者技能競技大会(以下「大会」という。)は、昭和47年11月に、当時の社団法人障害者 雇用促進協会(現在の独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)が、「全国障害者技能競技大会」の名称で、当時の雇用促進事業団中央技能開発センター(現在の独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 ポリテクセンター千葉)において第1回大会を開催した。 その後、昭和51年の身体障害者雇用促進法(昭和62年の法改正により「障害者の雇用の促進等に関する法律」と名称を改めた。以下「法」という。)の改正に伴い、新たに発足した身体障害者雇用 促進協会(昭和63年の法改正に伴い、「日本障害者雇用促進協会」に改組。いずれも現在の独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)の事業として明記されるとともに、その名称が「全国身体障害者技能競技大会」と変更(第6回大会)された。 さらに、平成9年の法改正により知的障害者が雇用義務化されたことに伴い、大会においても知的障害者が参加できることとし、名称を「全国障害者技能競技大会」と改めた。 そして、平成18年の法改正により大会が法に明記されるとともに精神障害者が障害者実雇用率の算定対象になったことに伴い、大会においても精神障害者が参加出来ることとした。 開催地については、昭和47年の第1回大会から平成13年の第25回大会までは千葉県で開催してきたが、第26回大会以降は原則として技能五輪全国大会と同時期に開催し、また全国の事業主や市民一般の方々に、障害者の職業能力についての理解と認識を深めていただき、より一層の障害者の雇用の促進を図るために、熊本県、宮城県、山口県、香川県、千葉県、茨城県、神奈川県、長野県、千葉県、愛知県、山形県、栃木県、沖縄県、愛知県(第39回及び第40回)、東京都、千葉県にて開催。第43回大会となる今回は、愛知県での開催となった。 大会は、第1回大会から第9回大会までは毎年度開催されてきたが、昭和56年に日本(東京)で 第1回国際アビリンピックが開催されて以降、原則として国際アビリンピックが開催される年度を除き、開催されてきた。 したがって、次の年度については、大会は開催していない。 昭和56年度(第1回国際アビリンピック(日本・東京)) 昭和60年度(第2回国際アビリンピック(コロンビア・ボゴタ)) 平成3年度 (第3回国際アビリンピック(香港)) 平成7年度 (第4回国際アビリンピック(オーストラリア・パース)) 平成12年度(第5回国際アビリンピック(チェコ・プラハ)) 平成15年度(第6回国際アビリンピック(インド・ニューデリー)) 平成19年度(第7回国際アビリンピック(日本・静岡)) 平成23年度(第8回国際アビリンピック(韓国・ソウル)) 平成27年度(第9回国際アビリンピック(フランス・ボルドー)) しかしながら、第10回国際アビリンピック(フランス・メッス)(令和5年3月開催)が開催された年度(令和4年度)については、大会の開催準備が進んでいた中で、急遽国際アビリンピックの開催が決定したことから、例外的に大会も開催したものである。
元のページ ../index.html#132