技能競技機械CAD愛知県 これまで何度もアビリンピックに挑戦してきましたが、今回の大会でついに待望の金賞を獲得…することができたことは大変うれしく思います。私にとって、機械CAD種目では15年ぶり、…二度目の金賞です。大会への参加を支えてくれた家族や会社の皆様に心から感謝申し上げます。 全国大会では普段は使っていないCADのバージョンを使用するということもあり、大会に…向けて念入りに準備をしてきました。過去問題を使って競技形式に慣れたり、わからない操作の…特定および対策、CAD操作スピードの向上などを中心に繰り返し練習してきました。競技本番では緊張や焦りもあり、序盤にミスをして作業をやり直すこともありましたが、なんとか作品として…完成させることができました。今まで練習してきたことが自信となり、「まだ挽回できる」と思えたことがよかったと思っています。 今後、アビリンピックに参加される方に言いたいことは、自分を信じて挑戦してみてください、ということです。失敗を恐れず全力で頑張った先にきっと、大会を通じて自身の成長を感じることができると思います。アビリンピックは私たちが自分自身を試し、新たな可能性を見つける場でもあります。皆さんの素晴らしいパフォーマンスを楽しみにしています。 競技課題は、「リフト機構」の「部品図と組立図」、「組立図と立体分解図」の作成です。これまでの機械製図は、製図板と呼ばれる台に、用紙を貼り付け、三角定規、コンパスなどを駆使しながら手書きをするのが一般的でした。近年では、コンピュータ支援設計ツールであるCADシステム(Computer Aided Design:キャド)を用いて、機械の設計図面を作成しています。 CADの導入により、より正確かつ効率よく機械製図を行えるようになり ました。今回の競技では、 はじめに与えられた組立図、部品図を読図して品物 を立体的に把握します。その後、CADシステムを使い、指示内容に従って 作図、寸法記入などを行い、図面として完成させます。金賞受賞者の感想■ 参加選手数 3名■ 協賛企業等12植村 晃CAD MACHINENRY機械CAD
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