第43回全国障害者技能競技大会報告書
15/154

技能競技機械CAD 第43回全国障害者技能競技大会が愛知県にて開催され、機械CAD職種には3名の選手が競技に参加しました。今大会の競技課題は「リフト機構」であり、前回大会同様に鋳造部品を含む課題でした。競技では、大会当日に配付する部品図と組立図を読図し、3次元CADソフトウェアを使用して部品モデルの作成、…作成した部品モデルと配付部品モデルのアセンブリ作業、部品図・組立図・立体分解図の作成を行います。… 選手には、機械の構造と動きを理解してモデルを組み立てること、課題図面を読図し機械製図のルールに…したがって図面を描くこと、ソフトウェアの機能を使いこなし効率よく作図することが求められます。 選手は、多くの観客に見守られる中、熱心に競技に取り組んでおりました。競技結果は、金賞1名という…成績であり、金賞作品は完成度が高いものでした。惜しくも入賞を逃した選手は、入賞する十分な力を…持っていましたが、課題の読図に時間を要したことやソフトウェアの機能を十分に使いこなすことが…できなかったため、作品を完成させるまでには至りませんでした。参加した選手の皆様には、今回の経験を糧にしてより一層、機械製図の知識・技能の習得と機械CADの操作スキル向上に努めていただき、次への…チャレンジにつなげて欲しいと思います。 最後になりましたが、選手、選手の指導者・付添者、専門委員、補佐員、大会関係者の方々のご協力により、無事に大会を終えることができましたことを心より感謝申し上げます。主査池田 知純13講評

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る