技能競技歯科技工 愛知県国際展示場Eホールを競技会場として、あらかじめ会場に設置されたパーソナルコンピュータにて歯科技工の基本である歯の形態をモデル形態に可及的同一に再現作成する技術をダウンロード済み…モデリングソフト(ZBrushCoreMini)を用いて午前と午後の2題の合計点で競いました。 課題1の競技時間は午前9:00~11:30の計2時間30分以内で、『右上3番(23)犬歯』のデジ…タルカービング(作成モデル提示Meshmixer)の課題を実施しました。 作成終了宣言は11:00~11:30としましたが、途中パソコントラブルによりパソコン画面が…フリーズし15分の延長時間を設けました。選手は延長時間全てを使い課題を完成させました。 課題2の競技時間は午後12:30~15:00の計2時間30分以内で、『左上4番(14)第一小臼歯』のデジタルカービング(作成モデル提示Meshmixer)の課題を実施しました。 作成終了宣言は14:30~15:00とし予定通りに進行しました。 今回、デジタルカービングは2度目の挑戦でした。歯科技工に必要な歯型彫刻の技術に加えパソコン操作およびデザインソフト操作の習得が必要で、選手の中にはアナログ手作業を主体として日々、歯科技工業務…をされている歯科技工士の参加もありました。仕事を終えてからの課題練習に努力した姿が感じ取られ…ました。歯の形を知り忠実に再現することは業界がデジタル化されても歯科技工技術の基本であることを忘れてはなりません。 受賞選考は、採点表に基づき行われました。金賞1名、銀賞1名、銅賞1名、努力賞については該当者なしの結果となりました。今回の経験を踏まえて競技内容、時間設定、採点内容の再検討は必要かと考えます。…選手の皆さんには2027年のヘルシンキでの第11回国際アビリンピック参加を目指して日々研鑽されますようお願い申し上げます。次年度は地元愛知県からの一人でも多くの参加者があればもっとこの大会が盛り上がるのではないかと祈念いたします。主査松尾 博子21講評
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