技能競技パソコン組立 パソコン組立競技は6名で行われ、選手の皆様の高度な技能の競い合いとなりました。競技時間は、午前2時間、午後2時間の計4時間で行われました。競技内容は、準備された大小様々な各種コンポーネントやパーツを用いてパソコンを組み立て、ソフトウェアをインストールし、各種設定をして正常稼働するように完成させる内容でした。 今大会の競技では、昨年度の内容を踏まえたうえで、ハードウェアに関しては、CPUクーラーをプッシュ…ピンで固定する際にサイドパネルを開けて、固定状態を確認しながら安全に確実に固定することができる…かという点をポイントの一つとしました。無理に固定しようとするとプッシュピンの破損だけでなく、…マザーボードにも影響を与え、パーツを認識しなくなる等の不具合が発生する可能性があるからです。 実際に部品が破損する場面もありましたが、予備を準備していたことで中断することなく、最後まで十分に競技に取り組むことができたと思います。その他、配線に関しては空気の流れを考慮した合理的で無理のない状態であることもポイントになりました。ケーブルを束ねる際は、結束バンドを採用しましたので無理な力を必要とせず、失敗してもいいように数量を用意しましたので、安心して取り組めたと思います。…ソフトウェアに関しては、HDDのパーティションを構成する際に、割り当てる領域の計算を正しく計算できるかがポイントになりました。この点は各競技者で差が出たところであるため、計算する際は課題の…指示を正確に把握し、焦らずに丁寧に行うことが大切かと思われました。 このようにパソコン組立はハードウェアとソフトウェアの両方の知識・技能が必要となる競技であり、…参加した選手の皆様全員が高い技能を十分に発揮されていたと思います。 最後になりますが、選手及び関係者の皆様のご協力をいただいたおかげで無事に競技を終えることが…できました。心より感謝申し上げます。参加された選手の皆様におかれましては、今後より一層ご活躍…されることを祈念いたします。主査三田地 健二郎47講評
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