第43回全国障害者技能競技大会報告書
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概要 全国障害者技能競技大会(以下「大会」という。)は、障害のある方々が日頃培った技能を互いに競い 合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害のある方に 対する理解と認識を深め、その雇用の促進等を図ることを目的として開催しており、第43回大会は、令和5年11月17日(金)から19日(月)までの3日間にわたり、愛知県(会場:愛知県国際展示場)において開催した。 大会は、昭和47年の第1回大会から平成13年の第25回大会までは千葉県において開催してきたが、第26回大会以降は原則として技能五輪全国大会と同時期に開催し、全国の企業や社会一般 の方々に、障害者の職業能力についての理解と認識を深めていただくために、熊本県、宮城県、山口県、香川県の各地で開催した。節目となる第30回大会は再び千葉県で、第31回大会は茨城県で 天皇陛下御在位20年慶祝行事として開催し、第32回は神奈川県、第33回は長野県、第34回は千葉県、第35回は愛知県、第36回は山形県、第37回は栃木県、第38回は沖縄県、第39回は 天皇陛下御即位記念として愛知県で開催し、第40回は愛知県、第41回大会は東京都、第42回 大会は千葉県で開催した。 技能競技に加え、障害者の雇用の促進等に関する啓発効果を高めるため、障害者の雇用に関わる 展示、実演、体験などの総合イベントを「障害者ワークフェア2023~働く障害者を応援する仲間の集い~」と題して同会場で開催した。91の企業や支援機関、特別支援学校等による展示や実演、 販売等が行われ、多くの来場者で賑わった。 また、開会式、競技風景、閉会式(成績発表)及び障害者ワークフェアの様子については、動画配信 するとともに、アビリンピック専用のSNSを活用するなど、大会期間中等のタイムリーな情報発信に努めた。 なお、今大会は、青年技能者の技能レベルを競う「第61回技能五輪全国大会(主催:厚生労働省、 中央職業能力開発協会)」と同時開催された。独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構2 後援等(1)後 援厚生労働省、内閣府、文部科学省、経済産業省、中央職業能力開発協会、愛知県(2)協 賛一般社団法人日本経済団体連合会、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会、中小企業家同友会全国協議会、一般社団法人日本新聞協会、日本放送協会、一般社団法人日本民間放送連盟、社会福祉法人日本身体障害者団体連合会、全国手をつなぐ育成会連合会、公益社団法人全国精神保健福祉会連合会、公益社団法人全日本洋裁技能協会、一般社団法人日本洋装協会、63第43回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)Ⅰ 概要1 実施内容1 主 催

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