1開会式・閉会式挨拶等 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長輪島 忍 選手のみなさま、そして関係者のみなさま、第43回全国障害者技能競技大会「アビリンピック」に、ようこそお越し下さいました。 アビリンピックは、障害のある方々が日頃研鑽した技能を競い合うことを通じて、その技能の一層の向上を図るとともに、企業や社会一般のみなさまに、こうした方々の職業能力に対する理解と認識を深めていただき、雇用の場を広げていくことを目的として開催している「技能の祭典」です。 1972年、昭和47年に第1回大会が開催された全国アビリンピックは昨年で50年・半世紀の節目を迎え、今年3月にはこれも第10回の節目となる国際アビリンピックがフランス・メッス市において開催されました。日本から始まったアビリンピックは今や世界的な広がりを見せ、多くの方が参加するイベントに成長しています。 ここ愛知県国際展示場での開催は、3年前、令和2年に開催した第40回大会以来となります。 この3年間は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、アビリンピックも無観客開催等の対応を迫られるなど影響を受けてきましたが、今大会にはコロナ禍前と同程度の376名の選手登録をいただいており、盛大に開催できることを主催者としてたいへん嬉しく感じております。 晴れて各都道府県の代表として参加される技能競技選手のみなさまには、代表としての誇りを 胸に、これまで職場や学校などで磨き上げた己の技を遺憾なく発揮いただき、競技に臨んでいただき ますことを期待しております。また、技能デモンストレーションや、障害者ワークフェアにご参加 いただけるみなさまにおかれては、このアビリンピックの場が、障害のある方が持つ職業能力に ついて広く知っていただける機会となるようお力添えをいただきたくお願い申し上げます。 今大会も会場の様子をリアルタイムでご覧いただけるようウェブ配信を行います。多くの方々にアビリンピックをご覧いただき、この大会がみなさまの心に残るものになることを、ここにいる アビリンピックのマスコットキャラクター「アビリス」とともに願っております。 最後に、今大会の開催に当たり、厚生労働省、中央職業能力開発協会をはじめ各方面の団体、企業の皆様、また、開催地である愛知県のみなさまからも多大なお力添えを賜りました。この場をお借り して厚くお礼申し上げ、開会の挨拶といたします。厚生労働大臣武見 敬三 厚生労働大臣の武見敬三でございます。 第61回技能五輪全国大会及び第43回全国障害者技能競技大会の開催に当たり、御挨拶申し 上げます。 選手の皆さんにおかれては、厳しい訓練やたゆまぬ努力を重ね、各地の予選会を勝ち抜き、本日、 この栄えある大会に都道府県の代表として出場する機会を得られましたことに、心からお慶び申し上げます。 我が国は、2028年の技能五輪国際大会の愛知県への招致に正式に立候補いたしました。皆さんに続く若い世代をはじめ、広く国民の方々、世界の人々に技能の素晴らしさを伝える絶好の機会と なる国際大会の開催を是非とも実現すべく、全力で取り組んでまいります。 さて、我が国は人口減少の本格化やGX・DXなど、「時代の転換点」ともいえる構造的な課題に直面しております。こうした課題を克服するためには優れた技能を持つ人材の確保が重要となっており、70【 開会式挨拶 】■第43回全国障害者技能競技大会 開会式挨拶■第61回技能五輪全国大会・第43回全国障害者技能競技大会 合同開会式 厚生労働大臣 ビデオメッセージ資 料Ⅰ 第43回全国障害者技能競技大会関係資料1 開会式・閉会式挨拶等
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