第44回全国障害者技能競技大会報告書
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機械CADCAD MACHINERY篠 孝忠 競技課題は、「伝動軸」の「部品図と組立図」、「組立図と立体分解図」の作成です。これまでの機械製図は、製図板と呼ばれる台に、用紙を貼り付け、三角定規、コンパスなどを駆使しながら手書きをするのが一般的でした。近年では、コンピュータ支援設計ツールであるCADシステム(Computer Aided Design:キャド)を用いて、機械の設計図面を作成しています。 CADの導入により、より正確かつ効率よく機械製図を行えるようになりました。また、ものづくりDX(デジタルトランスフォーメーション)において、3DCADを効果的に活用できるスキルが求められています。今回の競技では、 はじめに与えられた組立図、部品図を読図して品物を立体的に把握します。 その後、CADシステムを使い、指示内容に従って作図、寸法記入などを行い、図面として完成させます。 機械CAD種目に出場して金賞受賞することが出来ました。とても嬉しかったです。そして、…とても安心しました。 今回の全国アビリンピック大会に出場した理由の一つは前回の国際アビリンピック大会の…リベンジでした。国際大会では技能レベルが違う事を思い知らされ、経験してきた事を活かす事も出来ずに終わってしまい、悔しくて泣いた事がありました。ですので、もう一度国際アビリン…ピック大会に出場してメダルを獲得したいという目標を持っています。大会当日までは、業務でもアビリンピックの為になる事は取り入れたり、全国アビリンピック大会の過去問を繰り返して練習したり、事前課題で確認した歯車に関する事もたくさん練習をしてきました。 競技当日は、「歯車」作成する課題で少し時間をかけてしまいましたが、時間内に終わることが…出来て良かったです。 反省点としては、図面作成時に図面配置と寸法の位置や大きさなど細かい所を気にして細かくチェックしてしまい残りの時間が無くなっていたことが反省です。前回の国際大会の時も1つの事にこだわってしまい、時間が無くなって作成途中の課題を提出してしまった事がありました。…今回も同じような反省がありました。今後の第11回国際アビリンピック派遣選手選考会に向けて自分が足りなかった所を直して技能を磨き続けたいと思います。 最後に私をサポートしてくださった方、応援しに来てくださった方、皆さんから励ましの言葉を頂き、力を発揮する事が出来ました。本当にありがとうございました。12■ 参加選手数 7名■ 協賛企業等愛知県44th技能競技金賞受賞者の感想機械CAD

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