技能競技ワード・プロセッサ主査23 第44回大会は各都道府県から44名の選手にご参加いただきました。昨年度に引き続き愛知県での…開催となり、本年も県内の学生ボランティアが競技ガイドとして、ワード・プロセッサの魅力を来場者に…伝えてくれました。 今大会はWord2021を使用して、「和文競技」「英文競技」を実施しました。和文競技は80分の制限時間で、「常滑焼」に関する文書を作成しました。競技会場「愛知県国際展示場(Aichi…Sky…Expo)」がある常滑市は陶磁器のまちとしても有名です。英文競技は60分の制限時間で、「EXPO…2005 愛・地球博」に関する文書を作成しました。2025年に大阪・関西万博が開催されますが、ちょうどその20年前に愛知県でも万博が開催されたことを知ってもらえたら、という思いで課題を作成しました。課題を完成させるためには、和文・英文のタイピングスキルとともに、書式・ページレイアウト・グラフィックを設定するスキルが必須です。タブとリーダー線の機能を使って「小数点揃え」で数値の桁を揃える、ぶら下げインデントの幅を調整して箇条書きの行頭文字とテキスト書き出し位置を自分の好きな幅に変更する、透かしを入れる、5つの図形を組み合わせて猫の肉球を作成する、など、さまざまな指示があるため、限られた時間の中で迷わずに正確な処理をする必要があります。Wordのタブにあるボタンの機能を一通り理解しておくことはもちろん、作業スピードも問われるため、全国大会の出場を目指す方は、ぜひ時間を計って和文80分、英文60分でどれくらいできるのか?というところも練習してください。 大会の結果、金賞1名、銀賞3名、銅賞2名、努力賞1名が入賞となりました。出場した選手たちの大会に…かける意気込みと熱量を感じることができ、今回もたくさんの感動をいただきました。ありがとうござい…ました。次回大会もたくさんの方のご参加をお待ちしています。最後になりますが、大会の運営にご協力…いただきました関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。長沼 智美講評
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