第44回全国障害者技能競技大会報告書
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技能競技喫茶サービス主査37 はじめに、選手のみなさんが、ご家族や所属団体・法人のみなさんと協力して、十分な体調管理をしながら準備を進め、大会に参加してくださったことに、感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。…お疲れ様でした。 今回は各グループの選手のみなさんが声を掛け合いながら、お客様にお水を持って行ったりテーブルを片づけたりするなど、決して一方的な依頼ではない形で連携・協力してサービスを行うことができていま…した。初めて組んだグループとは思えない、とても素敵なものでした。 競技終了後、それぞれの地域で学校生活や仕事などをしながら、選手のみなさん一人ひとりが、「やれた…こと」「やれなかったこと」を実感していらっしゃると思います。 そんなみなさんにお伝えしたいこと(競技終了後の全体講評でもお伝えしましたが)。①今回25分×2回、合計50分の競技の中で、「やれたこと」を挙げてみる。 小さなことでも構いません。きっとたくさんあるはずです。②自分の「やれたこと」活かして、それに関連する「やりたいこと」を見つける。 「もっと〇〇したい」「あの選手みたいに○○ができるようになりたい」など。③その「やりたいこと」を実現するために「やるべきこと」を考えて取り組む。 「やるべきこと」は「いま、できないこと」ではありません。自分が「やれたこと」を活かして「やりたい」と思ったことを実現するための具体的な内容です。このように「やれること」→「やりたいこと」→「やるべき…こと」と進めることで、自分の強みを活かした、自分らしいサービスが提供できるようになると思います。 最後になりましたが、この競技を実施するにあたり、競技の運営、備品や消耗品の手配など大会スタッフのみなさまをはじめ多くの関係者の方々にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。ありがとう…ございました。小松 邦明講評

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