第44回全国障害者技能競技大会報告書
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技能競技写真撮影主査45 前回までは主催者が準備をしたカメラやレンズを使用する事を義務化していましたが、今回からは国際大会に併せ参加者がいつも使用している機材の使用を自由化しました。その結果、持ち込み機材は参加者の8割が持参したものでした。 競技テーマは開催会場の名古屋国際展示場の内外を紹介するためのホームページやパンフレットに掲載する写真の撮影です。 前日のオリエンテーションでは機材の点検、PCやプリンターの点検を実施しました。大会当日の午前は会場内外の撮影をしました。近年同じ会場を撮影する事となっているため、それぞれが迷わずに撮影して…いました。午後からはPCに取り込む作業は皆さん順調でした。画像処理ソフトPhotoshopは半数の…方が使用し熟練度が増していました。プリント作業で明るさ、色合い、トリミングなど調整を行い6点…プリントして競技は終了です。ワークフェアでは人物撮影を行い、撮影時のマナーなど素晴らしかった…です。ただモデル選びや表情の出し方などコミュニケーション技術を磨いてほしいところです。 今回の審査を進める中、プリントまでの工程は皆さん素晴らしかったです。 最終審査で提出された6点のプリントの内容が点数に大きく影響しました。 撮影技術と6点の組み方で得点の差がでた大会でした。 課題テーマは「魅力あるアビリンピック」です。今回の上位入賞した提出写真は特に素晴らしく「希望・…未来」を感じさせる前向きなメッセージを感じたと審査委員一同が評価しました。 写真はたくさん取ることが上達の近道。最後に、選手皆様の熱意と高齢・障害・求職者雇用支援機構のご協力に敬意を表して講評といたします。村上 光明講評

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