第44回全国障害者技能競技大会報告書
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技能競技パソコンデータ入力主査51 平成17年の第28回山口大会から始まった本競技は、通算17回目を数えます。今回は、北は北海道、…南は沖縄まで各都道府県から、32選手にエントリーいただきました。昨年よりも多くの選手に参加…いただき、活気溢れる大会となり、嬉しく思います。 競技は、前回大会同様、アンケート入力、文書修正、帳票等作成の3課題各30分により実施致しました。今回の各選手の技術レベルも非常に高く、これまでの金メダル選手以上の結果を出す選手が複数名出て…くるなど、競技レベルが高くなってきていると感じています。 課題1については、年々入力速度が上がってきておりますが、仕事としてはメールアドレスが一文字違うだけでも相手に届かないなど、正確性が重要であり、競技としても正確性が重視される結果となりました。課題2については、視線や身体をあまり動かさない体勢を整えて、拡大機能を利用して文字を大きくする…などして集中している選手が多かったように思います。今後も継続的に集中して作業を行う環境づくり…なども意識して、皆さんの能力を最大限活かしていただきたいと思います。課題3については、世の中の…流れに合わせて課題を少し変えましたが、皆さん何も変わらないかのように素早く、指示通りに課題を作成していました。非常に高いレベルでの技術習得をされており、これだけの技術があれば様々な仕事に応用…できるだろうと感じました。 現在、パソコンを利用した作業はより求められていますし、選手の皆さんの高い技術を多く見られたことは非常に喜ばしく思います。今後も、この競技で培ったスピードや正確性、集中力を日々の業務に活かしていただきたいと思います。また今後、より多くの選手に参加いただければと思います。 末筆になりますが、ご協力いただきました関係者の皆様に心から感謝申し上げますとともに、今後のより一層のご活躍を期待しております。落合 昇講評

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