技能競技縫製主査53 第44回全国障害者技能競技大会は、前回と同じ愛知県国際展示場にて開催されました。 縫製種目は、前回グレードアップをしましたので、同じエプロン製作です。ポイントは、ミシン作業、アイロンのテクニックの枠で特にアイロンエ程のカーブのくせ取り、左右の丸みの対象、ダーツの消し方、直線、直角や寸法の正確さ、フリル縫い代の押さえアイロンの有無、ミシン作業時のフリル付け配分や、ダーツの縫い方、手の動作、小道具の使い方、仕様書の把握を強調した出来栄えです。多数のリベンジ者もいる中で…全員が落ち着いた状況での進行でしたが、パーツの取り扱い方やアイロン工程の取扱いに慎重さが不足している様に見受けられ、作業中にシワを作るなど目立ちました。アイロンの底巾を考慮し、他部所に当たらないように配慮することは日頃の練習に取り入れ、確認が必要ですが全員が時間内に出来上がりました…ことは、喜ばしく感じました。今後の課題として、各パーツには必ずポイントがあります。確認工程を…取り入れる訓練や練習時に確実に行うことで最終的には良い結果が得られると考えられます。多くの人に支えられ、積み重ねられる状況下に携われたことは選手にとって、今後どの様な場面においても、強い精神力や集中力の向上に繋がり、自分自身の技を持つことが出来ると確信いたしました。常に…挑戦する気持ちを持って将来の道を切り開いていってください。機材などのトラプルもなくスムーズに…進行し、結果は銀賞2名、銅賞1名となり3名ともリベンジ者でした。継続は力なり。次回に向けて挑戦…する気持ちを持って励んでください。多くの方が目標に向かって輝き、就労の道が開ける本大会に携わる…ことが出来ました事を御礼申し上げます。最後にスタッフの力々、大会事務局及び関係者方々のおかげで…競技が円滑に進行出来ました事を感謝申し上げます。鈴木 皆子講評
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