第44回全国障害者技能競技大会報告書
58/152

技能デモンストレーションRPARPADEMONSTRATION RPA(*)競技課題は、「プログラムの新規作成」、「プログラムの修正と機能追加」です。指示された「基本仕様」及び「追加仕様」を理解し作成 します。課題① プログラムの新規作成 各支店の受注情報テキストファイルの内容を、受注一覧 Excel へ記入課題② プログラムの修正と機能追加 *RPAとは、「Robotic Process Automation」の略語です。パソコンで行っている事務作業を自動化します。技能デモンストレーション実施スタッフ56 全国アビリンピックで、技能デモンストレーションとして、RPA…競技を行いました。 競技選手および競技進行は、大東コーポレートサービス株式会社にて担当しました。 RPA…とは、Robotic…Process…Automation…の略で、従来は人の手で行っていた定型業務をロボットに自動処理してもらう仕組みです。RPA…ツールは多数存在していますが、NTT…アドバンステクノロジ…株式会社の協賛により、「WinActor」というRPA…開発ソフトを使用してデモンストレーションを行い…ました。また、課題については、NTT…データ株式会社に協賛いただき、ご提供いただきました。 課題を選手に取り組んでもらい、ナビゲータが課題のポイントを解説したのち、インタビュー形式で選手の進行状況を実況する形で進めました。 事前に課題に取り組み、完成したものを実行すれば、成功だけのデモンストレーションを実施することも出来ましたが、あえて、選手には事前準備をさせませんでした。選手の実力を信じ、初見にて課題に挑戦してもらいました。緊張感もあり、思惑通りに動作しない場面もありましたが、エラーを取り除く作業など、開発現場のリアルをお届けできたと思います。 年商50億円以上の大手企業のうち、RPA…を導入している企業は4…割に上るという調査結果もあり、RPA…は関心の高い分野であると言えます。今後、RPA…の導入が、あらゆる企業で進み、RPA…を開発する業務が、障がいのある方の職域として認知されることを期待しています。 障がいがあっても、たくさんの職域の中から自分に適した業務を選択できる世界であってほしいと願うと共に、RPA…がその選択肢の1つとなることを願っています。■ 協賛企業等大東コーポレートサービス株式会社 戸﨑 志穂44th技能競技講評技能デモンストレーション

元のページ  ../index.html#58

このブックを見る