第44回全国障害者技能競技大会報告書
73/152

第44回全国障害者関係資料 1開会式・閉会式挨拶等71■第44回全国障害者技能競技大会会長挨拶■内閣総理大臣メッセージ■来賓祝辞 選手のみなさま、ご観覧のみなさま、関係者のみなさま、そして来場者のみなさま、第44回全国障害者技能競技大会「アビリンピック」に、ようこそお越し下さいました。 アビリンピックは、障害のある方々が日頃研鑽した技能を競い合うことを通じて、その技能の一層の向上を図るとともに、企業や社会一般のみなさまに、こうした方々の職業能力に対する理解と認識を深めていただき、雇用の場を広げていくことを目的として開催している「技能の祭典」です。 1972年、昭和47年に第1回大会が開催された全国アビリンピックは今年で52年となり、半世紀以上の歴史を刻んでおります。昨年3月には第10回の節目となる国際アビリンピックがフランス・メッス市において開催されました。日本から始まったアビリンピックは今や世界的な広がりを見せ、多くの方が参加するイベントに成長しています。 ここ愛知県国際展示場Aichi Sky Expoでの開催は、昨年に続いて2年連続となります。今大会には全国全ての都道府県から過去最大の405名の選手登録をいただいており、盛大に開催できることを主催者としてたいへん嬉しく感じております。 晴れて各都道府県の代表として参加される技能競技選手のみなさまには、その誇りを胸に、これまで職場や学校などで磨き上げた己の技を遺憾なく発揮いただき、競技に臨んでいただきますことを期待しております。また、技能デモンストレーションや、障害者ワークフェアにご参加いただけるみなさまにおかれては、このアビリンピックの場が、障害のある方の優れた職業能力について広く知っていただける機会となるようお力添えをいただきたくお願い申し上げます。 今大会も会場の様子をリアルタイムでご覧いただけるようライブ配信を行っています。多くの方々にアビリンピックをご覧いただき、この大会がみなさまの心に残るものになることを、会場にいるアビリンピックのマスコットキャラクター「アビリス」とともに願っております。 最後に、今大会の開催に当たり、開催地である愛知県の大村知事をはじめとした愛知県の皆様、厚生労働省、中央職業能力開発協会並びに各方面の団体、企業の皆様から多大なお力添えを賜りました。この場をお借りして厚くお礼申し上げ、開会の挨拶といたします。 第62回技能五輪全国大会及び第44回全国障害者技能競技大会が、ここ愛知県にて開催されますことを心よりお祝い申し上げます。また、本日にいたるまで職場や学校で技能を磨き上げられ、郷土の代表として、この栄えある大会に出場する機会を得られた選手の皆さんのご努力に深く敬意を表します。 「人づくりこそ国づくり」。石破内閣では、この考えのもと、自ら考え、自由に人生を設計することができる能力の育成を目指し、教育やリ・スキリングなどの人的資源への最大限の投資を行い、必要な学びが得られる体制を整備することとしています。 今回、両大会に参加される選手の皆さんが培ってきた優れた技能が、競技を通じて人々に感動を与え、我が国の成長と未来の原動力となると、私は確信しております。ぜひ全国から集まった選手と切磋琢磨しながら、より一層技能を高めていかれることを期待しております。 また、本年9月、リヨン(フランス)で開催されたWSI(ワールドスキルズ・インターナショナル)総会において、2028年技能五輪国際大会を日本・愛知県で開催することが決定しました。国際大会の日本開催を契機として、皆さんに続く若い世代をはじめ、広く国民の方々に向けた技能振興の取組の強化を図ってまいります。 これまでの間、選手を指導してこられた会社や学校の皆様、選手を支えてこられたご家族の皆様に、深く敬意を表します。皆さんが日々研鑽してきた技能が、明日からの競技を通じて遺憾なく発揮されることを期待し、両大会の成功を祈念して、私のメッセージといたします。 ただいま御紹介賜りました愛知県議会議長の直江弘文でございます。 あいち技能五輪・アビリンピック2024がかくも盛大に開催されますことをお喜び申し上げますとともに、全国各地からここ愛知県へとお越しいただきました皆様に地元県議会を代表して歓迎申し上げます。 さて、製造業をはじめとした日本の産業は、優れた技能に支えられております。 我が国が今後とも持続的に発展していくためには、これからを担う技能者が大いに活躍していただき、次代へと着実に技術を継承していくことが重要かと思います。 こうした中、日々の研鑽が認められ、このたび代表に選ばれました選手の皆様と、これまで選手を支えてこられた関係者の皆様には心から敬意を表します。 この技能五輪とアビリンピックにおいて選手の皆様が磨き上げてきた技能を全力で競い合うことは、皆様自身の成長に繋がるのみならず、日本の未来を担う子供たちが様々な技能に興味を持つ一つのきっかけにもなることと期待しております。 選手の皆様におかれましては、体調や怪我に十分御留意のうえ、心身ともに最高の状態で明日からの競技に臨んでいただきたいと思います。 これまで培ってこられた実力を余すことなく発揮できることを心から祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。(代読:厚生労働省 人材開発統括官 堀井 奈津子)石破 茂独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長輪島 忍内閣総理大臣愛知県議会議長直江 弘文

元のページ  ../index.html#73

このブックを見る