好事例集令和元年度版
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8株式会社シーエックスカーゴ 桶川流通センター (埼玉県桶川市)障害者職業生活相談員とジョブコーチの二人三脚事例 前述のとおり、同社本社には、ジョブコーチの當郷綾香さんが、桶川流通センターには相談員の佐藤優子さんが配置されている。 同社の桶川流通センター独自の取組として、桶川流通センターの相談員と、本社のジョブコーチが一緒に、障害のある社員が長期にわたり職場で活躍できるように研修や目標管理制度を導入している。①  同社で採用する障害のある社員は、他社での就労経験、就労支援機関での支援状況などがまちまちである。中には、社会人として必要なあいさつや身だしなみなど基本的なルール、マナーの理解が困難な社員もいた。   そこで、桶川流通センターで働く障害のある社員全員を対象に、「はたらくための勉強会」を3か月に1回開催し、社会人として必要となる知識を身につけるとともに、目標をもって働いてもらえるように取り組んでいる。   勉強会では、同社の使命(組合員の「笑顔のために安全・安心を届け続ける」)や同社で働く際のルール、安全靴やエプロンなどの取扱い、遅刻・残業といった勤務時間に関することなど仕事や勤務に関することだけでなく、身だしなみ、睡眠や食事といった生活面での留意事項など基本的な事項もテーマとしている。②  勉強会では、日頃、自身が社会人としてのルール・マナーを守っているかどうか、質問紙に回答する形式で、社員自身に確認させている。たとえば、「行きたくなかったので、仕事を」という質問に対しては、「休んだ」「休まなかった」の二択で回答する形式になっている。普段は気にしないことでも、質問紙を活用することで、気づきをうながすことができ、他者に指摘される前に改善につながることがある。6541勉強会の資料(抜粋)(1)勉強会の開催と自己の気づきをうながす取組対応に困ったときは、ジョブコーチの當郷さんに相談します。障害に関する専門的な知識があること、外部の支援機関にも相談できる体制があることは、現場の相談員にとって心強い存在です。佐藤さんが桶川流通センターの障害のある社員と日頃からコミュニケーションをとっているおかげで、各社員の課題が大きくなる前に解決につながっています。現場のことをよく知る相談員がこまめな情報収集をすることで、障害のある社員の安定した勤務につながっていると感じています。(左)佐藤さん(右)當郷さん

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