好事例集令和元年度版
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20東京グリーンシステムズ株式会社 (東京都多摩市)改善前の状況改善後の効果①家族・支援機関を通し医療機関と連携当初、企業は下肢機能障害だけを把握していたが、復職後忘れやすさが目立つようになったことから、次第に、これは長期休職の影響だけでなく、何らかの医療面での課題が影響しているのではないかと考えるようになった。そこで、本人・家族・支援機関と相談し、医療機関で診断をうけることになった。診断の結果、30年以上前の事故の影響で、受障した当時は問題がなかったが、最近は「新たなことを覚えづらい」特性が加わっていることが明らかになった。職務内容、仕事の進め方などを見直すことにした。②1日のスケジュールの見直し職場復帰後、これまで担当していた売店のレジによる接客や在庫管理など、本人にとって以前より苦手と感じることが増えていた。このため、担当する業務内容を見直し、毎日の定型的なメールコーナー業務と、週2回の給茶機のメンテナンス業務などを組み入れることとした。③ペアを組んでの作業遂行メールコーナーの新たな作業を遂行するにあたり、業務を確実に遂行できるようにするため、単独作業ではなく、メールコーナーを以前から担当していた社員とペアを組んで行うことにした。いつも同じ手順で作業ができるようペアの相手は固定されている。④勤務時間の軽減復職後の作業状況や負担に配慮し、労働時間をそれまでの7.5時間から6時間へと短くした。障害の状況を的確に把握した上で、効果的なサポートを実施改善策1下肢機能障害のある社員が、長年勤務するうちに股関節の状態が悪化し、5ヶ月間休職することとなった。復職後、長年担当し、慣れているはずの作業の流れや作業上の留意事項を忘れてしまっており、家族とも相談の上、忘れやすくなったことなどについて医療機関で相談することとなった。忘れやすさに加えて、「新たなことを覚えづらい」という特性がわかったことで、的確な対応策を考えられるようになった。新たな業務を追加することで、1日の業務の流れにメリハリが生まれ、それぞれの業務について集中力が高まった。勤務時間を軽減したことにより、身体的疲労度が軽減された。作業予定&チェック表は業務を行う場所ごとに色わけしており、一目でわかるように工夫されている

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