好事例集令和元年度版
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28株式会社ベネッセビジネスメイト岡山事業所 (岡山県岡山市)改善前の状況改善後の効果①アセスメントシートの活用長期間同じ業務を担当していても、加齢などによりこれまでできていた業務であってもできなくなることもある。同社では「アセスメントシート」(47ページ参照)を活用し、毎年社員一人ひとりの評価を行っている。Aさんも、アセスメントシートを活用しての評価で「階段をうしろ向きに降りながらモップをかける」といった体力やバランス能力が必要な業務を行うことができなくなっていることがわかった。②一日の作業の組み立てAさんの勤務場所の変更にあたっては新たに担当となった指導担当者がアセスメントシートの結果や、日頃の業務の様子を確認しながら、より効率的、効果的な業務手順などについて検討を行った。体力的に対応することがむずかしい作業については、他の社員と役割分担を行いながら、Aさんが自信をもって行える作業を中心に業務を組み立てた。業務の組み立てにあたっては、作業スケジュールをシンプルにすること、効率のよい動線や時間を意識して作業を進めることができるように工夫した。③新たな手順習得にあたっての工夫点アセスメントシートの活用や指導担当者によるサポートにより、以前より周囲の声が聞こえにくくなっていること、聞いて理解するよりも、指導員による手本を見ながら一緒にやってみるという方法が手順を習得しやすいこと、漢字を読むことは得意であることがわかった。そこで、手本を示して指導し、Aさんがメモをとり、そのメモを見ながら作業をすることを繰り返した。またメモの内容を更新しながらミスのない作業が行えることを目指した。ジョブコーチによるアセスメントシートの活用と、障害特性に配慮したサポート改善策1長期間勤務しているAさんについて、職場での人間関係がむずかしくなった時期があり、勤務場所の変更を検討した。新たな環境で勤務するにあたっては、どのような業務をどの程度行うことができるのか、また新たな職務を習得するにはどのような支援方法が有効なのかを把握する必要があった。指導担当者がアセスメントシートを活用することで、Aさんの強みを見出すことできると同時に、バランス能力や聴力の低下などの変化に気づくことができた。またそこで得られた情報をもとにAさんと指導担当者が話し合いを深めたことが、新たな環境での職場定着につながっている。

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