好事例集令和元年度版
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45奨励賞改善前の状況改善後の効果①「バリアフリー版ストレスチェック」の作成ストレスチェックの実施にあたり、知的障害や発達障害のある社員に対しては設問の主旨を変えずに理解しやすい表現に変えた。ストレスチェックを行う日には「設問説明会」を開催し、設問の意味について解説を聞きながら回答できるようにした。結果についても平易な言い回しで記載した「バリアフリー版ストレスチェック」を作成した。②健康管理に関する研修の実施産業医による健康管理セミナーで「歯の磨き方」「食生活」のテーマのほか、男女別に分けて行っている生活面の問題を体験的に学習できる「ダンディズム研修」「フェミニズム研修」(55ページ参照)の中に病気や健康面に関する情報を追加した。研修後は健康に関する話題を社員それぞれが話題にするようになった。研修資料を配付しても、家族に見せる前に紛失するなど自己管理に課題のある社員もいることから、「GoodHealthファイル」を作成し、社内に保管することで、いつでも再学習できるようにしている。③健康診断後、医療機関への受診をスムーズにする仕組み作り健康診断後、産業医面談を行う場合、本人、家族の希望や同意を得た上でノーマライゼーション推進グループの担当者が同席した。面談場面では本人が理解しやすいように平易な言葉で言いかえて理解できるようにしたほか、必要に応じてわかりやすい資料を作成し個別に説明する機会を設けた。医療機関での再診にあたって、家族のサポートが得られない社員には、支援機関へ受診同行を依頼した。企業が社員の健康上の課題を正確に把握するための仕組み作りと社員全員が健康問題に関心を持てる仕組みづくりの実施改善策2障害のある社員の中には、健康に関する情報が不足している者、自分の健康診断結果を理解することがむずかしい者、親が高齢となり家庭のサポートが十分でない者など、本人ひとりでは健康管理が十分にできない者がいた。また全社員に実施する「ストレスチェック」は、知的障害や発達障害のある社員にとっては設問がむずかしいものもあり、回答内容が本人の状態を正確に表しているのか、判断に迷うものもあった。食品のカロリー表示を注意して見るなど、自身の健康を意識する行動がとれる者が増えた。知的障害のある社員の中には、「体調がいつもと違う」と自ら申し出て医療機関の早期受診につながったものもいる。健康診断結果を自身で保管し、いつでも振り返れるようにしたことで、健康相談を希望したり、服薬内容が変わったことを自ら進んで報告したりする社員も増えた。健康管理セミナーの資料(54ページ参照)Good Healthファイル福祉サービスファイル(44ページ参照)

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