障害者雇用事例集(H31)
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62061625通院時間の確保のため、通院日は勤務時間の短縮を行った。復職後の作業状況や負担に配慮し、勤務時間を短縮した。傷病欠勤・短時間勤務制度を体系的に整備して、個別の状況に応じた勤務時間の設定・延長が可能となった。休職からの復職に伴い、体調に配慮し段階的に勤務時間を増やした。安心して通院できるよう、有給休暇とは別に定期通院休暇制度を導入したほか、フレキシブル勤務の活用によりラッシュを避けて通勤できるようにした。2.体力などの変化に応じた職務の見直しスピードを求められる職務が負担となってきたため、自分のペースで進められる作業へ配置転換を行った。職場復帰するときに、歩行移動や物品運搬をさけられる職務へ配置転換した。「社内留学」制度を活用し、新たな職務を体験したところ、適性があることがわかり配置転換を行った。疾病の後遺症に配慮し、自分のペースでできる作業に変更し、また使用する機械を変更することで、正確な作業を行いやすくした。体力の低下などに配慮し、製造部門から人事部門へ配置転換し、担当する作業を洗い出しも行った。3.社内のサポート体制の整備、支援方法の見直し日々の相談への対応は普段一緒に働く障害者職業生活相談員が行い、社内全体の障害者の雇用管理をジョブコーチがサポートする体制とした。余暇も含めた多様な支援に対応するため、障害のある社員を支援する専門の部署を設立した。復職した社員のために、1日の終わりに作業状況を振り返るためのミーティングを実施した。周囲の同僚による日常的支援のほか、上司、産業医、支援機関などのネットワークをつくり、勤務の安定化に向けて支援した。本人の特性に合わせ、口頭指示だけでなく、手本を示して指導し、メモをとる方法に変えた。4.社員の状況や外部の支援機関に関する情報集約職場での急な体調不良などに備え、障害のある社員の個別の情報をまとめた「フェイスシート」を作成し、上司、障害者職業生活相談員などで共有した。年々変化する作業状況を同じ視点で把握するための「アセスメントシート」を作成した。サポートスタッフが業務面、健康面、生活面で気づいたこと、本人からの相談の内容をケース記録にまとめサポートスタッフ間で共有した。体調・就労・生活に関する個々の情報を従業員情報シートに集約した。取組の内容取組の内容取組の内容取組の内容ページ243341ページ3236ページ132124、5028ページ7、4828、474044、52-537581.勤務時間・休暇制度に関する改善治療と仕事の両立等、個別の事情に配慮した取組を行っています。身体的負荷の低い作業への配置転換など柔軟な取組を行っています。さまざまな職種のスタッフが連携する、指導方法を工夫するなどの取組を行っています。サポートに必要な情報を把握しスタッフ間で共有する取組を行っています。障害のある社員の雇用継続のために各事業所が取り組んだ内容

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