障害者雇用があまり進んでいない業種における雇用事例(Web掲載用低解像度PDF)
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座席の配慮 Yさんが安心できるよう、Yさんの座席は現場担当の課長や課長代理の近くに配置。「隣に座っているので、本人が仕事中に手が止まっていたり、手が震えていたりすると、状況をみて声をかけるようにしています。席が近いので、本人の体調は見ればわかります。」(写真は現場担当者 小畑 実津子課長) 障害者雇用に当たっては、担当業務を本人の秀でている分野に特化し、適切な指示をすれば良い成果が出ると考えています。 指示に当たっては、「あれやっておいて」「あれどうなった?」といった曖昧な言葉は控えていますが、それは他の社員に対しても同じことです。 Yさんは自己表現が苦手ですが、能力が高く、よく仕事をしてくれるので会社としては本当に助かっています。 月に1回、地域障害者職業センターの方やハローワークの方が面会してくれます。この面会では、入社前から自分のことを知ってくれている方々が、入社後の自分の状況を見てくれるので不安がやわらぎます。 周囲の方々には本当によくしていただいています。 会社は仕事を任せてくれるので、もっと質を上げて今後もこの仕事を続けていきたいと思っています。

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