梱包ラインの創設とそれに伴う知的障害者の採用から約8年になりますが、皆さん仕事にも慣れ、効率は上がっていると思います。今では、障害者雇用という特別な意識をすることはほとんどありません。 人手不足の中、特別支援学校の職業コースに通う生徒を見学にも行きましたが、問題なく働けると感じています。採用が難しい今の時代には、自社でどのように働いてもらえるか、会社全体で、統一した思いをもって取り組むことが必要だと思います。 Aさんをはじめ4人とも真面目にコツコツ仕事に取り組んでいます。一人ひとり性格が違い、それぞれに得意な仕事と苦手な仕事とがありますが、全体として作業のスピードは早くなっていると感じています。 気をつけているのは、それぞれの顔や動きを見ながら、普段と違っていることがないかを確認することです。体調が悪かったり、安全面が疎かになったりすることが、普段との違いに表れるからです。 特別なことではなく、「普段どおり」仕事ができるよう気を配ることが一番重要だと思っています。 入社して8年近くになります。自動車用ホイールは重く、繰り返しラインに積み込まなければならないので大変ですが、楽しく仕事をしています。休みの日はゲームなどで気分転換をしています。できるだけ長く勤務できるといいと思っています。
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