ケースブック
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各事業所の取組116体調チェックシートの活用、効果的な休憩の取り方などの配慮により、精神障害のある労働者の継続雇用につなげた取組株式会社ティエラコム精神障害■ 改善前の状況 平成28年度に、各種教育事業を支援する事務職として精神障害のある社員を雇用した。平成30年度、当該障害のある者の雇用義務化に伴い、引き続き雇用促進に努めた。しかし、その当時は障害を乗り越えて働いてもらうためのサポートに関するノウハウがないうえ、外見からは体調面の変化がわかりづらく、サポート方法を考える必要があった。■ 改善策〇障害のある社員に対する支援に関する情報収集・具体的な事例から学びたいと考え、他社で取り入れている障害者支援のための体調チェックシートを参考にして自社用のものを作成し、社内の支援方法を整備していった。〇健康面等の確認・対象社員とは出勤時に必ず面談を行い(デイリー 1on1ミーティング)、体調チェックシートへの記載事項を手掛かりに、社員の健康状態を確認するとともに、仕事の差配や振り返りなどを行っている。困りごとや不安に思っていることについても迅速に対応するよう心掛けた。・過度な業務への集中が体調不良を引き起こす場合もあるので、周囲からこまめな声かけをして体調面を確認するようにしている。また、意識して誰でも気軽に相談できる雰囲気を作っている。

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