各事業所の取組143■ 担当者の声増本 晃明さん(代表取締役) 「当社の経営理念の中に『人を尊重する企業』という一節があります。ダイバーシティやインクルージョンを推進する動きが増えていますが、我々中小企業こそが存続するために積極的に取り組むべき課題だと考えております。その一つが当社にとっては『障害者雇用』でした。 障害者雇用を行う前から取り組んでいた3S活動(整理・整頓・清掃)でしたが、障害者とともに働くようになってから、その重要性が増しています。 誰にとっても『安全で、快適で、効率的な職場』にすることに終わりはありません。掲載させて頂いた改善事例も、すべて社員自ら手作りで行っています。一度改善した箇所に新たな改善を加えたものも少なくありません。それは、その時にベストと思われた改善が、時がたち、自らの視座が上がったことにより、よりよいアイデア(気づき)が浮かんだ証拠です。これは障害者雇用が生んだ成果かもしれません。 障害者自身は特性により、一人ひとりは出来ることと出来ないことがあるかもしれません。しかし、どうすれば彼らを貴重な戦力として活躍してもらうかを社内全体で考える企業風土こそが、我々にとっての『人を尊重する企業』だと信じて、これからも取り組んでまいります。」
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