ケースブック
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各事業所の取組155メンタルヘルスケア対策■ 改善後の効果①車いす使用の社員が休憩場所を気兼ねなく利用することができるようになった。トイレの多目的シートについても、着替えスペースとして利用できるようになった。②配属先の社員は、身体障害のある社員本人の状況や必要な配慮が何かを正確に理解することができ、適切な配慮が行われている。本人も必要なことを明確に伝え、理解されていることで安心して働いている。③障害のある社員一人ひとりの状況に応じて柔軟に通院休暇を利用できるようになり、安定した勤務につながった。■ 社員の声Mさん(休憩スペースなどを利用されている方) 「制度や設備の利用による身体的負担軽減はもちろん、自己紹介シートの活用や相談しやすい体制・スピーディな対応により、精神的負担も軽減されています。また、自分だけでなく、今後(他の対象者)を考慮する改善姿勢から、自分も誰かのためになれると感じ、誰かのためになる相談をしようと考えるようになりました。」車いす使用の社員用休憩スペースバリアフリートイレ内に設置した多目的シート

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