ケースブック
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各事業所の取組156障害のある労働者が安心して働けるようにするために社内体制の整備や従事する業務の設定等を行った取組株式会社ティエラコムすべての障害■ 改善前の状況 障害のある社員を雇用し、安心して働くことができるようにするためには、障害者雇用促進法の目的や理念を理解し障害者を支援する体制を整えたうえ、様々なケースを想定した支援方法を確立していく必要があった。■ 改善策〇社内支援体制の整備・障害者雇用に関する各種セミナーや障害者職業生活相談員資格認定講習等へ積極的に参加し、社内支援体制、支援方法に関する情報を収集した。・専任社内支援者(障害者職業生活相談員)を配置することにより、障害のある社員が安心して働き、必要な場合には気軽に相談できる体制を作っている。〇障害のある社員が従事する業務 障害のある社員はダイバーシティ推進センターに所属し、それぞれの持つ技能や経験が発揮できる業務に従事している。 単調な仕事が続くことに負担を感じる社員には、適時仕事の種類を変えるなど、疲労を軽減しながら安定して仕事が続けられるよう配慮している。 具体的な業務内容については、入社時に本人の希望を聞き取り、できるだけ希望に沿う内容に従事してもらうこととしている。 また、勤務を続ける中で、過去に経験のある専門的な仕事にも携わりたいという申し出がある場合がある。経験のある専門業務については、それ自体が過去の負の体験であり、体調不良の原因である場合が多いため、充分に本人と相談し体調面を考慮した上で当該業務に従事してもらっている。〇在宅勤務 令和2年度のコロナ禍をきっかけにして、在宅勤務を取り入れており、

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